ワンピースで主にナミが良く言っているログという言葉。
「ログがたまった」
なんて言い方してますね。
ログとは記録指針(ログポース)の略で、グランドライン専用の羅針盤、つまりコンパスのことです。
コミック12巻、麦わらの一味が偉大なる航路=グラインドラインに突入してすぐの105話『記録指針(ログポース)』で初登場してきます。アニメ(動画)の方だとグランドライン突入編の『63話ルフィとクジラ再会の誓い』です。
グランドラインの島々には鉱物がたくさん含まれており、その影響でグラインドライン全体は異常な磁気に包まれています。そのため、通常の羅針盤は使えません。
さらに、グランドラインの海流や風向きには法則性がないため、何もなければ方角が確認できないわけです。ゆえに、何も持たずにグランドラインに出れば海上を延々とさまようはめになり、確実に死ぬといわれています。
物語の中では、クロッカスがルフィたちにグランドラインについての説明をする際、
『季節、天候、海流、風向きすべてがでたらめにめぐり、一切の常識が通用しないこの海』
と表現しています。
こんなグランドラインを航海するのに必要なのが"ログポース(記録指針)"と呼ばれる、磁気を記録できる特殊な羅針盤(コンパス)です。
先ほども言った通り、グランドラインにある島々は豊富な鉱物の影響で強力な磁気を発して引きあっています。
Aという島には磁気が引き合うBという島が存在します。その磁気をログポースが記録してくれるので、ログポースの指し示す方角に向かえばA島からB島に行けるわけです。
ルフィたちはログポースをクロッカスから譲り受けて航海にでます。
ちなみに、このログポースが最初に登場するくだりには物語を俯瞰するようなセリフが登場します。
『始めは7本の磁気から一本を選べるが、その時期はたとえどの島からスタートしようともやがて引き合い、一本の航路に結び付く』
『最後にたどり着く島の名はラフテル。グランドラインの最終地点であり、歴史上その島を確認したのは海賊王の一団だけだ。』
『あいつらは、我々の待ち望んだ海賊たちだろうか。なんとも不思議な空気を持つ男だ。なぁ、ロジャーよ。。。』
クロッカスはワンピース(ひとつなぎの大秘宝)はそのラフテルにある説が有力だとも言ってます。