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映画

『幸せの隠れ場所』の名言・あらすじ・ネタバレなど

こんにちは。kuraです。

今日は『幸せの隠れ場所』という映画についてまとめてみます。

この映画はテレビ番組の"感動できる映画"みたいな特集で見かけて観ることにしました。

こちらは予告編。

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どんな物語?登場人物やあらすじをザクっと紹介

いきなりですが、個人的にグッときたシーンをご紹介します。

そのシーンは映画の後半に差し掛かったあたり。

全米でもアメフト強豪校であるテネシー大アメフト部コーチ、フィリップフルマーが

「ワーオ・・・」

と簡単とも呆れともとれる声を出したシーンです。

ちなみに、フルマーコーチはこんな人。

このシーンは、この映画の中心人物、マイケルオア―が、全米の強豪大学のコーチたちが集まった目の前でその怪力をいかんなく発揮したシーンです。

不運な境遇でホームレス状態だった黒人少年マイケルオア―の未来が一気に開けた瞬間でもあります。

 

この映画は、マイケルオアーがセレブであるテューイ夫妻の支援を受けて生活を安定させ、アメフトでプロにドラフト指名を受けるまでになるサクセスストーリーが描かれています。

と、ここまで話すと、この黒人マイケルオア―が主人公って思うはずですが、さにあらず。

実はこの映画の主人公はリー・アン・テューイ。

マイケルオア―を支援したセレブ夫妻の奥さんの方です。

ん~、なんで・・・?

『幸せの隠れ場所』の登場人物

リー・アン・テューイ
インテリアデザイナー。男勝りな性格で仕事も家のことも即断・即決・即行動でテキパキとこなす。自分が納得できないことは黙ってられない性格で、すぐに相手に不満をストレートに伝える。

マイケルオア―
通称ビックマイクだが本人はそう呼ばれることを嫌がっている。
コカイン中毒の母親から幼い時に引き離され、里親を転々とし転校を繰り返す境遇に育つ。
大柄だが優しい性格で、運動神経が人並外れていたことからフットボールの才能を見出される。

ショーン・テューイ
リー・アン・テューイの夫でよき理解者。リーアンの大胆な即断即決をいつもすぐに受け入れる広い心の持ち主。元プロバスケットボール選手で飲食店を複数経営する成功者。ミシシッピ大卒。

コリンズ・テューイ
テューイ夫妻の長女。ウィルゲート高校在籍。
年頃の娘だが、母親リーアンの決定でいきなりマイケルが家に転がり込んできてもすんなり受け入れ、フォローするいい子。

ショーン・ジュニア・テューイ
通称SJ。ウィルゲート校在籍。日本でいうところの小学校低学年~中学年くらい?
テューイ家の長男。
子供ながらに弁が立ち、大人相手にグイグイ会話を進める。マイケルと仲良し。映画の中ではコミカルな役どころ。

ミス・スー
学力不足なマイケルの家庭教師。ミシシッピ大卒。

バート・コットン
ウィンゲート校のアメフト部コーチ。
マイケルの運動神経の良さにひかれてウィンゲート校への転入を後押しした。

 

あらすじ概略

マイケルオア―、通称ビッグマイクは、7歳の時にコカイン中毒の母親から引き離され、施設に入れられたり里子に出されたりして育ちました。

映画でも、冒頭早々に借り住まいしていた家で迷惑がられてその家を出てしまいます。

雨が降る寒い日の夜、行く当てもなく、その日の寝床を探してトボトボと歩いていたところ、たまたま通りかかったテューイ夫妻、厳密には奥さんであるリー・アン・テューイの目に留まります。

「この寒いのにあの子すごく薄着だわ。」

彼を不憫に思ったリーアンはマイケルを車に乗せて自宅に招き入れ、泊めてあげます。

最初こそ、リー・アンは黒人で体格も大きなマイケルを警戒していたものの、彼が温厚で優しい性格であると知ってからは積極的に支援をするようになります。

服を買い、学校の連絡先となり、部屋も与え住まわせ、親代わりのように立ち振る舞います。

生活が安定したマイケルは勉強とフットボールに精を出し、もともと運動の才能があったためフットボールで一躍注目を集める選手に。

その活躍で大学の強豪校のスカウトたちの目に留まり、、、といった話です。

 

ネタバレ注意なストーリー展開

個人的な見どころや感想

不遇な少年時代を過ごした極貧の黒人少年が富豪に魅入られて成功を勝ち取っていく。

この映画のストーリーは端的にはこんな感じです。

ここだけ聞くと、涙涙の感動物語を想像するかもしれません。私もそんな展開を期待して見始めたクチです。

が、映画自体はさほど情緒的には描かれていません。

どちらかというと淡々とストーリーが進行していく感じです。

印象的な場面をいくつかご紹介します。

 

ココがポイント

マイケルオア―が母親と引き離されるシーン

 

シーンというほどがっつり時間がとられているわけではありません。マイケルの記憶がフラッシュバックのようによみがえる際に断片的に泣き叫ぶ少年の姿が出てきます。

 

ココがポイント

リー・アン・テューイの立ち振る舞い

 

この映画はブロックサンドラ演じるリー・アン・テューイが中心に描かれています。

ブランド品で身を固めて颯爽と歩く彼女はインテリアデザイナーとして成功しており、ものの言い方もはっきり。誰に対しても怖気づくことがありませんし一旦決めたらそれを押し通す胆力も持ち合わせています。

【名言・迷言】リー・アン・テューイ

「ほれ込んだ服じゃないと買っても着ないものよ。」

「着ている自分を想像するのよ。これ僕っぽい?って。」

※マイケルに服を買うときにマイケルに行った言葉


「息子を脅すことは私を脅すことよ。ウチに近寄ったらただじゃおかない」

※マイケルとトラブルを起こしたチンピラに対して


「あなたたちに賛同してとは言わない。でもとやかく言うのはやめて。」

「彼の苦労も知らずこれ以上悪く言うなら私はここから抜ける。」

※女友達のグループでのランチの際マイケルの話題になったとき


「人を1時間以上も待たせておいて職員たちはコーヒー飲んでおしゃべりしてる」

「責任者は誰?」

※役所で待たされた時


「下品なおっさん!74番を見た?私の息子よ」

※マイケルが試合で活躍した時、相手チームの口の悪い男性に向かって。

 

ココがポイント

リー・アンがマイケルにフットボールのアドバイスをするシーン

マイケルはフットボールが初めてだったこともあり、うまく立ち回ることができずコーチをがっかりさせてしまいます。

自分がやるべきことを理解できてないマイケルにリーアンは家族を守るという例えを出して動き方をアドバイスし、マイケルの動きが一変します。

 

ココがポイント

SJがマイケルを鍛えるシーン

初めてのフットボールでどう動いたら良いのかわからないマイケルに、SJは体力トレーニングをしたりフットボールのルールを教えたりします。

幼いSJと大きなマイケルの練習シーンはみていてどこかほっこりします。

 

ココがポイント

テューイ家の人たち

リーアンがマイケルを住まわせて支援すると決めたことに対し、誰も反対しません。

夫のショーンはリーアンの決心に異を唱えることなく協力します。

長女のコリンズも嫌な顔をせずマイケルとの距離を縮めていきます。

息子のSJに至ってはマイケルにとてもなつき、学校ではマイケルを自分の兄貴だといって回ります。

普通ならひと悶着あるところですがそういった描写は一切ありません。

 

ココがおすすめ

マイケルが試合中に豹変し相手を圧倒するシーン

マイケルがいるウインゲート校はフットボールの大会に出場しますが、初戦の相手に大苦戦。

さらに審判が差別的なジャッジをしたためにコーチが抗議。

「私の息子同然だぞ!徹底的に抗議する!」

この言葉でマイケルが一変し、相手を圧倒し始めます。

ココがポイント

ウィンゲート校に大学のスカウトたちが集結した時

マイケルの活躍を見て、大学のフットボールチームのスカウトやコーチたちがウィンゲート校に終結してきます。

彼らが見守るなか、マイケルがプレイを披露。一瞬静まった後、

「ワーオ!」

と口々に言い、各々携帯を手に取り、大学に連絡をし始めます。

 

ココがポイント

SJがスカウトたちと交渉を繰り広げるシーン

さすがに脚色でしょうが大の大人を相手にマイケルそっちのけで自分の要求をどんどん通していきます。大学側にもSJがキーマンだとのうわさが広がり、SJが喜ぶような提案を次々にしてくるようになります。

 

まとめ

この映画の特徴的なところは、不幸からの成功物語という題材にもかかわらず、感動巨編にしてないところかなぁと思いました。

一度もベッドに寝たことがなく、絵本を読んでもらったこともない。

兄とは小さなころに生き別れとなり、母親が今どこにいるかもわからない。

これだけ聞いたらフツーは幼いころの境遇をこれでもかと描くでしょ。私だったらそうしますよ、多分。

「こんなに辛い思いをした少年がこんなにビッグになりました!!!」的な展開です。

大河で言えば豊臣秀吉的な成功物語。

が、「幸せの隠れ場所」はそういう映画ではありません。

幼いころの話は全然出てきませんし、プロのフットボールチームからドラフト指名されるシーンも実際の映像を使っているため話の流れは切れています。

では面白くないのかというとそんなことは全然ありません。

まずサンドラブロック演じるリー・アン・テューイ。

積極的でイケイケで気に入らないことがあったら黙ってられない個性的なキャラ。仕事相手に対しても、夫に対しても、街のチンピラに対しても思うことははっきりと言ってます。痛快です。

次にSJ。

彼は子役でわき役ですが、彼もかなり個性的なキャラ。

ベラベラと思うことをしゃべり、自分の欲求をストレートに表現しています。

マイケルがおとなしいだけに、にぎやかな性格をしているリーアンやSJは好対照で映画を楽しくしています。どちらかというとコメディ的な要素がしっかりと効いていると思います。

では感動的な部分がないかというとそんなこともなく、個人的にはウィンゲート校に大学のスカウトが集結し、マイケルのばか力を目の当たりにするシーンが結構感動しました。

マイケルに本格的に陽があたった瞬間です。

どっぷりと感動物語に浸りたいという場合にはやや毛色が違いますが、軽く感動したい、ハッピーエンドで良かったね的なものを探している人には楽しめる映画だと思います。

 

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