こんにちは。
10月18日、朝ドラ「おむすび」の第15話のあらすじ、感想などをまとめます。
第15話のあらすじ
結が帰宅し、四ツ木翔也の母、幸子からもらったイチゴを愛子や佳代と食べていると風呂上りの聖人がやってくる。
「結、、、ちょっといいか?」
聖人の声のトーンで何かを察した愛子と佳代が台所から居間へと移る。結は戸惑いながら「これ、怒られるやつ?」と尋ねるが、聖人の要件は違った。
「もし、家族で神戸に戻ろうって言ったら、、、お前どうする?」
いきなりそんなことを聞かれて混乱した結が「今言われてもわからん」と答えると、聖人は「そうやな、ごめんな、急に」と言ってその場から立ち去った。結の脳裏に神戸で暮らした思い出がよぎる。
学校帰り、結はまたいつもの堤防に立ち寄った。この日は四ツ木翔也が結を待っていたようだ。
「ストーカー?!」とからかう結に、翔也は幸子を助けたお礼にとまたもリュックからイチゴを取り出す。
「いらん!いらんいらんいらん!イチゴ、もういらん!」
結は手を振って断るが、翔也は「余ったらジャムにでもしろ」と言ってコンビニ袋に入れたイチゴ3箱を取り出し結に手渡した。結が半分困り気味にイチゴを見ると、イチゴ箱の脇にノートが挟まっている。取り出してみるとノートの表紙には「野球ノート⑫夢 頂点の舞台へ」裏表紙には「サクセスロードマップ」と書いたその下に年齢ごとの目標が書かれている。
「あっ!」
翔也が慌てて結の手からノートを取り上げる。
結が目標は実現したのかと尋ねると、翔也はきっぱりと答えた。
「あたりめぇだ!ここに書いた目標は全部クリアしてきた。じゃねぇとメジャーリーグなんて行けねえべ。」
「俺の夢だ。絶対かなえて見せる。そのために今、必死にやってんだ」
ここのところ夢について考えることが多い結は、
「夢ってなきゃだめなんかな。農家継いで平穏無事に生きるって、それじゃだめなんかな」
とつぶやく。それを聞いた翔也は農家を継ぐのは立派な夢だが平穏無事に生きるのが夢というのはさみしいのではと率直に答える。結「ちょっとキザなんじゃないか?」と茶化し、何か納得したように海を眺めるのだった。
結が帰宅すると、愛子が話しかけてきた。
「神戸のことはゆっくり考えればいいからね。もしお父さんが戻るって言っても結が糸島に残りたかったらそうすればいいから。」
結も気になっていたことを愛子に尋ねた。
「お姉ちゃんって何がやりたかったん?なんであんな不良みたいになったん?」
しかし愛子の答えは意外なものだった。
「お母さんは歩が不良になったなんて全然思わなかったけどな」
歩の部屋に入ると派手な化粧や服が所狭しと並んでいる。「どう見ても不良やろ・・・」ふと本棚に目をやると、一枚の色紙が目に入った。そこにはギャルの掟が書いてある。
掟その一・仲間が読んだらすぐ駆けつける
掟その二・他人の目は気にしない。自分が好きなことは貫け
掟その三・ダサいことだけは死んでもするな
かつて結がハギャレンのメンバーの前で「しょうもな」とつぶやき物議をかもした掟だった。
土曜日。
瑠梨の知り合いのカラオケボックスで練習することになったハギャレンの面々。集合場所で落ちあって移動している時に、いきなり珠子が路地裏に入っていく。何事かを結たちも珠子の後についていくと、ジャージ姿をした少女のヤンキーたちがサラリーマンを恐喝しているところだった。
「あんたらでしょ!天神界隈荒らしとうの」
恐喝の濡れ衣を着せられそうになったと感じている珠子がヤンキーに詰め寄る。しかし、ヤンキーたちは全く動じた素振りがない。それどころか、
「バカじゃねーの?」
「他人から見たらうちら同類だから」
と珠子たちを嘲笑するのだった。
これに我慢できなくなった結が声を上げる。
「全然違います!」
瑠梨たちが驚いて結を見つめる中、結は自分の考えをヤンキーたちにぶつけた。
「この人たちは人に迷惑をかけるようなことは絶対にやりません!」
「服もメイクもネイルも髪型もかわいいし、礼儀正しいし、ちゃんと夢を持ってるんです!」
しかしヤンキーたちには全く響かない。それどころか逆に結に殴りかかろうとしてきた。瑠梨たちが結をかばおうとしたその時、「やめなさい!」と制止する声が。警官の川合だった。
ヤンキーたちが警察に連行された後、恐怖のあまりその場にへたり込む結。結は歩が書いたギャルの掟をヤンキーたちにも言おうとしたのだった。結の勇気ある行動にハギャレンメンバーは「ありがとー」を繰りかえす。
結が帰宅して歩の部屋から持ち出した色紙を戻していると、玄関から「ただいまー!」と言う聞き覚えのある声が聞こえてきた。結が大慌てで玄関までいくと、そこには黒髪姿の若い女性が・・。
「お姉ちゃん!?」
第15話の感想
前半はひたすらイチゴ責めしてくる四ツ木親子の面白さにクスっとなってしまいました。いくらたくさん採れるからといっても、もうちょっと他にもあるだろうって突っ込みたくなります。今後もお笑い演出グッズとしてイチゴが使われそうな予感です。
結の「農家を継いで平穏無事に生きる」っていう夢について、四ツ木の意見が一番しっくりきました。農家を継ぐのは大変良いことですが、結はすでに農家の娘であって、いまいち現状からの変化が伴いません。それに対してみんなの夢はネイリスト、出版、ダンサー、社長にメジャーリーガー。みんな、現状から大きく変化している姿を夢見ているわけですよね。結も、農家を継いでコーヒー豆を栽培する!とか言えば夢っぽくなるんですが、夢なのにあまり現状からの変化を望んでないところにちょっと物足りなさを感じてしまいます。でも後半の結を見ていると勇気はしっかり持っているようなので、農家を継いで平穏無事にっていうのはやっぱり結の夢としては物足りないですね。