こんにちは。
今回は、地面師たちでハリソン山中が愛飲していたウイスキー「ポートエレン・ファースト 1979年」について解説します。
ポートエレン・ファースト 1979年とは?
「ポートエレンファースト1979年」は、1979年にスコットランド(イギリス)のポートエレン蒸留所で蒸留されたシングルモルトウイスキーです。
参考
シングルモルトウイスキーとは、一つの蒸留所(シングル)で作られた大麦麦芽(モルト)のみを使ったウイスキーのことです。
ウイスキー市場に出回っている「ポートエレンファースト1979年」は2000年代に瓶詰されていますので、20年以上の熟成期間を経ています。水を加えることのない樽出し原酒として瓶詰されるため、アルコール度数は52%。一般的なウイスキーが40%台ですから、アルコール度数はいくらか高めです。
味わいは産地であるアイラ島特有のピート(泥炭)の香りとスモーキーさが大きな特徴ですが、リフィル(再利用)されたアメリカンオーク樽で熟成しているため、シトラスやバニラの甘い香りも内包しています。
ハリソン山中のセリフにあるように、ポートエレン蒸留所は1983年に閉鎖されています。つまり、新たなポートエレンはそれ以後造られていないということです。これがポートエレンファースト1979年の希少性を高める要因となっています。
地面師たちでハリソン山中と拓海が飲んだポートエレン1979年は22年もので、6000本の限定リリース品。ポートエレンの中でも人気の品で、価格は100万円を超えるものもあります。
ポートエレンは歴史が古いため、1979年よりも前に蒸留されたものもあります。40年以上熟成されたポートエレンもあり、日本円で200万円近い高値がついているものもあります。
ポートエレン蒸溜所について
ポートエレン蒸留所は1825年にアレクサンダー・マッカイという人が創業し、1983年に閉鎖した蒸留所です。所在地はスコットランドにあるアイラ島。
アイラ島は、ウイスキーマニアの間では聖地とされ、アードベッグ、ボウモア、ブナハーブンなどの有名な蒸留所があります。これらの蒸留所で作られるウイスキーはとにかく個性的で、ピートの香りからくる強いスモーキーな風味、海風による塩味などが特徴とされています。中には臭いと感じる人もいるようです。
ポートエレン蒸留所で造られたウイスキーはアイラ島産のウイスキーの中でも特に人気で、その希少性からオークションなどで高値で取引されています。
ポートエレン蒸留所は1983年に閉鎖されたものの、それまでに蒸留されたウイスキーが限定的に瓶詰めされ市場に出ています。また、再開が計画されており、多くのウイスキーファンの注目を集めています。
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