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ドラマ

日本沈没ー希望のひとー1話~ネタバレあらすじと感想

こんにちは、kuraです。

今回まとめるのは日本沈没!

過去、テレビドラマ化や映画化もされてきた名作SF小説「日本沈没」が原作のドラマですね。

 

第1話「異端科学者の世紀の大予言」ネタバレあらすじ&感想

世界環境会議

2023年、東京。東山総理(仲村トオル)は、世界環境会議で地球物理学の権威である世良教授(國村隼)のもと「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明した。

コムス。なんじゃそれって感じですが、

「9000mの海底岩盤の隙間に存在する、CO2を出さないエネルギー物質「セルスティック」をパイプを使って抽出するシステム」(東山総理)

だそうです。ちなみに、コムスはもちろん、セルスティックも架空のものです。すごい想像力。

このドラマの中でもCO2削減は世界的な課題。

東山総理は、このコムスは日本のCO2排出量を実質ゼロにする画期的システムだとして高らかに紹介します。

「これから日本は環境先進国を目指し、地球の未来に貢献していくことをここに宣言させていただきます。」(東山総理)

世界環境会議の世界各国の面々は東山総理を称え、拍手。

す、すばらしい。

現実世界とは大違いだ(笑

 

さらに官房長官の長沼周也(杉本哲太)が、東山が“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足すると発表。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)も選ばれていた。

ドラマとはいえ、

コムス、すっげー!

と思ってみていたら、いました、いました。影の立役者が。

それが、環境省の天海啓示(小栗旬)と経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)。

二人は東大卒、同期のエリート。

天海は課長、常盤も日本未来推進会議の議長を任されるくらいなので課長級以上でしょう。

つまり、高級官僚。ま、この辺の設定はお約束。

二人はお互いを信頼しあっています。

常盤
今度さぁ、生島自動車の会長と会食するんだけどお前もくる?」

天海
「もちろん!いいのか?」

常盤
「うん」

天海
「経団連会長と会食とはさすがだねぇ」

常盤
「常盤グループの御曹司だからねぇ、ぼくちん。」

生島自動車はドラマの中の日本のトップ企業。

リアルでいえばトヨタ自動車ですね。

そこのトップであり、経団連の会長と会食です。

やっぱりスーパーエリートですね。

そんな二人は、コムスに反対するデモ隊に遭遇します。

関東沈没説を支持しコムスに反対のデモ隊

そんな折、ネットに関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載る。この記事が原因で、一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面する。

二人が遭遇したデモ隊はチラシを配っていました。

そこには

「COMSが引き起こす関東沈没の危機」

と書かれています。

二人が頑張って作り上げたコムスに真っ向から異を唱える人たち。

常盤
「ネットのバカげたデマがまさかここまでになるとはねぇ」

お坊ちゃんの常盤はどこか他人事ですが、天海はこういうのが許せないようで、

天海
「コムスは俺とお前で成し遂げた国家的プロジェクトだぞ。こんなことでケチつけられてたまるか!」

と吐き捨てるように言います。

チラシをよく見ると、関東沈没は元東大教授の田所という人物が主張していることのようです。

そこで天海は、東大の世良教授の元を訪れます。

世良教授、覚えていますか?

先の世界環境会議で東山総理のコムス発表の場に同行した学者です。

天海
「以前、東大にいた田所博士をご存じですか?」

天海は、田所が唱える関東沈没説が原因でコムスがやり玉に挙がっていることを世良教授に伝えます。

世良教授は、田所がかつては地球物理学の第一人者と目される優秀な学者であったことを前置きした上で、不祥事を起こして辞めさせられたのを根に持って横やりを入れているのだろうと天海に答えます。

ますます許せないと思ったかどうかはわかりませんが、天海は事態を収拾すべく、田所のいる環境分析研究センターへと向かいます。

思いついたら即行動。

できる人ですね。

異端児田所に手を焼く天海

しかし、田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻弄される。

田所先生、相当なくせ者です。

天海の話は全然聞かない、聞こうともしない。

でも自分の話や要求は遠慮もなしにバンバンしてくる、そんなタイプです。

普通の人なら、いや、私なら早々にキレて帰ってしまうところですが、目的がある天海はじっと我慢して待ち、タイミングを見計らって自分の要件を伝えます。

天海
「関東沈没説で国民を不安に陥れるのはおやめいただきたい。」

この要件を聞いた田所は自分の考えをまくしたて、近い将来、島が一つ沈没すると言い放ちます。

田所
「近い将来、伊豆沖で大きな地震が起こる。そして島が一つ水没する。日之島だ。」

「その島の沈没は関東沈没の前兆になる。」

島が沈没~??

いきなり島が沈没するとか真顔で言いだす田所に天海も言葉を失うのでした。

田所を黙らせることができるかも!

そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(杏)に「Dプランズ」という環境ビジネスで稼ぐ企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。一抹の不安を抱えつつ、常盤と共に趣味のスキューバダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇する・・・。

田所先生の突拍子もない説に言葉を失った天海さん、帰ろうと建物を出たときに、すらりとしたスーツ姿の美女と出会います。

彼女の名前は椎名実梨。

実梨。

読めます?

"みのり"と読みます。私は"みり"って読んでました。

椎名はサンデー毎朝の記者で、田所に取材に向かうところでした。

椎名は天海のことを知っており、「天海さんですよね?」などと積極的に声をかけてきます。

これからロマンスに発展するのかと思いきや、さにあらず。

天海は椎名から、田所を支援しているDプランズ社と環境省の癒着疑惑を知らされます。

椎名の情報

  • 環境分析研究センターの所有者はDプランズ社
  • Dプランズ社は環境ビジネスから不動産まで幅広く手掛ける怪しい会社
  • Dプランズ社は囲った学者を利用して詐欺的な環境ビジネスを展開している
  • 田所はDプランズ社の不正に加担している可能性がある

さらに椎名は天海にも疑惑の目を向けます。

椎名
「天海さんも当事者ですよ?ここで田所博士と会っていたなら、あなたにも不正に関与していた疑惑が生まれます。」

 

公聴会で田所と対決

田所を何とかしたい天海は、常盤に公聴会を開くように依頼します。

田所と世良をそこに参加させ、田所の関東沈没説を世良に論破してもらおうというのが表向きの狙いです。

そして公聴会当日。

田所は自らの説を解説します。

田所の解説

  • 日本は太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレートの3つのプレートが交差する世界的にも類を見ない不安定な海域にある。
  • 3つのプレートは不安定ながらも絶妙なバランスが取れている状態。
  • しかし地球温暖化で海面が上昇し、海水圧が増加して、海底プレートに負荷がかかり、不安定になっている。
  • これによりスロースリップ現象が現れるようになった。
  • さらにコムスが海底資源を吸い上げることで隙間が発生し海底プレートがより早く沈みこむようになってしまった。
  • これらの要因により、陸地が沈没することになる。

スロースリップ現象。

よくわからないのでウィキペディア先生に聞いてみると、

普通の地震によるプレートのすべり(スリップ)よりもはるかに遅い速度で発生する滑り現象のこと

ウィキペディアより

だそうです。

他のサイトも調べましたが、

体感できないくらいにゆっくりと発生している地震

って感じですかね。

で、そのスロースリップ現象がなんで関東沈没につながっていくのか?

 

わかりません!

 

もしかしたらドラマの脚本書いてる人もそんなにわかってないんじゃないの~って感じです(笑

なので、

【スロースリップ+コムス稼働=関東沈没】

なんだと機械的に思い込むことにしました。

田所博士の説明を聞いていた世良教授がここで反論します。

世良
私が国と連携して行っている調査ではスロースリップ現象はありませんでしたよ。

スロースリップ+コムス稼働が関東沈没だとしても、そもそもスロースリップなんて発生してないですよってことです。

 

しかし、くせ者の田所博士、まーったく譲りません。

  • スロースリップ現象がないのは世良教授がデータを読み取れてないだけ。
  • 自分は正確なデータが取れそうな場所を選定して詳細に調べたんだ!
  • そのうえでスロースリップ現象を見つけたんだから俺の方が絶対に正しい。

かつては世話にもなったであろう世界的な学者相手に超"上から目線"で反論します。

言葉が見つからない参加者たち。

 

やっぱりな~、平行線だよね~

的な雰囲気になったその時。

天海が口を開きます。

天海
「田所博士、そうやって闇雲に不安をあおる目的は別にありますよね?」

「どういう意味だ」といぶかしむ田所に、天海は椎名からの情報を元に調べた結果をぶつけます。

天海
「田所博士を支援するDプランズ社には環境ビジネス詐欺の疑惑があり、関東沈没説に乗じて地方の不動産取引で法外な利益を上げようとする動きがあります。

田所博士はその詐欺ビジネスに加担しているのではないのですか?」

驚愕の告発にざわつく参加者たち。

さらに天海は、

  • Dプランズの不動産広告に田所が「将来日本で快適に暮らせるのは北海道だけになる」というコメントが掲載されていること
  • Dプランズ社が北海道の土地を不当な高値で売りに出していること
  • Dプランズ社に騙されたと被害を訴える人が出ていること

などと指摘します。

天海
「関東沈没説はこの金儲けのために作られた暴論ですよね?」

まるで半沢直樹ばりの展開。

 

田所博士、うろたえまくります。

 

えっ?マジ?オ、オレが?的なノリです。

せっかく自分の説を訴えるチャンスだと思ってきたのに、自分を誘い出した天海は自分に悪徳学者のレッテルを貼ろうとしている。

 

「だましたな!」

と天海に詰め寄る田所ですが、その場にいた者たちは、"こいつ、なんてひどい奴なんだ!"的なモードに突入しちゃってます。

田所博士は集中砲火を浴びてしまうのでした。

 

天海の自宅にて

夜。

自宅でコンビニ弁当を食べる天海。

LDKと思しき部屋には子供が書いた絵が飾られてます。

あ~、天海は家族持ちなんだなというのは想像できますが、部屋は散らかっており、そこに家族がいる感じはありません。

そこへ田所から電話が入ります。

田所は性懲りもなく

「近いうちに伊豆沖の日之島は必ず沈没する!」
「早く国民を逃がす対策を打て!!」

と言いますが、もう天海は取り合いません。

「あなたを信じて将来を棒に振る気はない」

と一蹴し、電話を切ります。

そりゃそーだって感じです。

 

さて今度こそ夕食!となったらまたしても電話。

スマホを見ると、今度は"香織"とあります。

実は香織とは天海の別居中の妻で、電話をかけてきたのは娘の茜でした。

やっぱり家族持ち!

運動会に来なかった天海を攻めるでもなく近況報告する茜でしたが、妻の香織はテレビ通話を音声通話に切り替えるなど、少し天海との距離感を感じさせます。

夫婦仲うまくいってないの?って感じです。

 

東山総理に待ったをかける党内重鎮里城

天海は「地球温暖化対策"クリーンエネルギー"に関して」という提案書をまとめ、東山総理に提案します。

東山総理は提案書を党の実力者である里城副総理に見せ、さらなる環境対策の実施に舵を切ろうとします。

しかし。

里城副総理はコムスで格好が付いた今、選挙の旨味がない環境対策を必要以上にやることはない、もう十分だとして東山総理に待ったをかけます。

副総理なのに総理よりも力が上なんですね。

政治の世界ではありがちな大人の事情ってヤツです。

つまり、東山総理は党の実力者である里城に頭が上がりません。

料亭にて生島会長と会食

目的達成のために強引な手段もいとわない天海は、自身の提案を通したいがために東山総理にすり寄り、同時に総理の抵抗勢力である政界のドン・里城副総理(石橋蓮司)をも懐柔しようとする。さらには、両者に顔が利く「生島自動車」会長兼経団連会長の生島誠(風間杜夫)を同期の常盤に紹介してもらい、近づいていく。

天海は常盤のおかげで、生島自動車会長の生島誠との会食に参加します。

生島は経団連会長も務める財界の超大物。

政界にも顔が利きます。

生島は、党内基盤が弱い東山総理の背中を押すために、日本未来推進会議の発足を総理に提案したと、事の経緯を説明します。

さらに、席上、生島は里城副総理とも付き合いが長いことが判明。

天海は、生島に対し、是非里城とも面会させてほしいと頼み込み、常盤を呆れさせます。

常盤
「総理に近づこうとしてるのに抵抗勢力にも手を伸ばすの?欲張りっ!」

生島は天海との短いやり取りで、「ああいう男は嫌いじゃない。」と天海を気に入りますが、「彼の強さは危うさと紙一重かもしれない。」と天海の持つリスクについても見抜きます。

生島との会食の最中、天海宛てに世良教授から緊急の電話が入ります。

田所がネット番組で関東沈没は絶対に起こると力説しているのです。

急遽その模様をタブレットで確認する3人。

天海は強く力説する田所の映像を見守るしかありませんでした。

日之島が見える海上にて

常盤とともに日之島付近でスキューバダイビングを楽しんでいた天海は、海底に亀裂が入っているのを発見します。

近くまで寄ってみると、突然亀裂から温かい海水が噴出!

あたふたする天海。

しかし次の瞬間、今度は猛烈な勢いで亀裂に海水が吸い込まれ始め、天海自身も危うく亀裂に飲み込まれそうになります。

海底に吸い込まれるなんて恐ろしすぎる。。。

何か海底で異常事態が起こっていることを想起させるような場面です。

 

椎名との取引

天海は、田所とDプランズについて情報提供をしてくれたサンデー毎朝の記者、椎名に、見返りとして環境省がDプランズに発注した発注書の写しを渡します。

天海
「これは君が新聞に戻る格好のネタだ。」

新聞に戻るというのは、椎名は実は新聞社からの異動で週刊誌記者になっていたのでした。

異動の原因は代議士への行き過ぎた取材。

代議士の怒りを買った彼女は週刊誌に異動させられたのでした。

いわゆる左遷ってヤツですね。

当然、彼女は元の新聞記者に戻りたがっている。

そこまで調べていた天海は、発注書を渡す際に条件を付けくわえます。

天海
「Dプランズの不正暴露に絡めて田所博士の疑惑も大きく取り上げてほしい。」

椎名
「田所博士を貶めたい事情があるんですか?」

天海
「売れればいいんだろ?これは新聞復帰への特急券だ。」

条件を飲んだ椎名の記事は話題となり、テレビのワイドショーでも取り上げられますが、思わぬところに飛び火します。

東山総理がコムスへの批判をかわすために関東沈没説をつぶそうとしていると逆にデモは激化。

株価が急落する事態にまでなったのです。

関東沈没説収束の思惑が外れたなと常盤は天海に言いますが、天海の狙いは他にありました。

この辺も半沢直樹ばりです。

関東沈没説を確かめるために

日本未来推進会議は、国民の一大関心事になった関東沈没説をどう収束させるかで会議を行います。

その席で、天海は、実際に調べたらどうかと提案。

天海
「コムス付近の地層を調べてスロースリップの進行などないことを証明して黙らせるんです。」

結果、田所と世良も同行の上、海底調査をすることになります。

この流れを見て、常盤は天海の狙いを悟ります。

常盤
「海底調査が狙いだったのか。そのためにあんな記事書かせたのか?」

「啓志まさか、関東沈没信じてるわけじゃないよな。」

常盤の質問に天海は「俺ははっきりさせたいだけだ」と答えます。

 

いざ、海洋調査したものの、、、

天海をはじめ、世良、田所など、関係者は深海調査艇わだつみ6500に乗り込み、海底調査に行きます。

コムスの配管に沿って進んでいくと、温かい水を好む海生生物が現れます。

田所
「スロースリップで海底が刺激されて熱水が噴出してるんだ。」

田所は興奮気味にそう語りますが、世良は生物の種類でスロースリップを決めつけるのは性急すぎると否定。

しかし、さらに進んでいくと、鋭利な断層の隆起が一瞬現れます。

田所
「あったぞ!スロースリップの痕跡だ!」

田所先生、大興奮。

しかし、あまりに一瞬すぎて、田所以外は誰も見ていません。

はっきりさせるべく、さらに進行しようとしたその時。

国交省からきた安藤が意識を失って倒れます。

実は閉所恐怖症なのでした。

田所は調査続行すべきと主張しますが、目の前の安藤への対処を優先させ、調査はそこで中断されます。

 

緊急浮上中に世良教授は何を見た?

わだつみが緊急浮上をする途中、天海が、ふと前に座っている世良教授を見ると、世良はモニターに目を奪われていました。

何事かと天海も後ろにあるモニターを確認しますが、何も映っていません。

しかし、世良教授はその後も物思いにふけったような表情で沈黙するのでした。

何かひっかかるような思いに駆られる天海。

あれ~、おかしいなぁ、世良教授、何を見たの?

といった感じですね。

 

調査データが出る

天海のもとに、世良教授から海洋調査のデータが届いたと連絡が入ります。

天海が世良教授の元を訪れると、世良教授は海上保安庁のデータを示し、スロースリップを示すデータは何もなかったと説明します。

また、温かい水を好むシロウリガイなどの存在理由については古い分岐断層が原因、

田所が見たと騒いでいたスロースリップ痕跡についてはそもそもそんなものは映っておらず見間違いだろうと結論付けます。

世良教授
「君の狙い通り、関東沈没の根拠は一切ないことが証明された。」
「私の報告を聞いて東山総理もたいそう満足しておられたよ。」

しかし、天海は今一つ腑に落ちません。

天海
「では、田所博士は幻覚を見たってことですかね?」

世良教授にとって天海のリアクションは想定外でしたが、

世良教授
「関東沈没はありえない。大丈夫だ。」

と断言します。

調査結果の検証会議

会議の冒頭、世良教授は、調査データを示し、関東沈没説の根拠となるものは一切みつからなかったと発表します。

参加者はみな安堵の声を挙げますが、田所が早速食って掛かります。

田所
「あんた何を言ってるんだ。あんたも見ただろう。実際にスロースリップの痕跡があった。海保のデータの方が間違えてる。」
「熱水の噴出原因をスロースリップではなく古い分岐断層のせいだと決めつけているのもあまりに恣意的だ。」

そして、田所が見たというスロースリップの痕跡については、わだつみが撮影したという映像をその場で流して確認することに。

しかし、そこには田所のいうスロースリップの痕跡は何も映ってませんでした。

そんなはずはない、私は見たと取り乱す田所に、他の参加者は過ちを認めて関東沈没説はもう唱えないようにと強い調子で言い立てます。

これで一見落着と会議がお開きになったその時、天海が声を挙げます。

天海
「これでいいんですか!」

田所は納得しておらず、先回中断した先の調査をしてから結論付けるべきだと主張する天海。

その場にいる誰もが天海をたしなめますが天海は引き下がりません。

天海
「確かに関東沈没はこの国にとって不都合極まりない話だ。だからといってその議論に蓋をしていいわけがない!」

見かねた世良教授が天海をきつく注意します。

世良教授
「君の言ってることは私への侮辱であり、この会議への冒涜だよ!?」
「残念だね。君が今まで積み上げてきたものがすべて台無しだ。」

しかしそれでも天海は引き下がりません。

天海
「そんなものはどうだっていい!」
「私は今、日本の未来の話をしているんです。」

天海さん、相当の熱血漢です。

彼がそうなったのには彼のお父さんのエピソードが何かからんでるっぽいですが1話では明らかになりませんでした。

必死に食い下がる天海に、世良教授が「答えは出たんだよ」と言って立ち去ろうとしたその時。

その場にいた長沼官房長官に緊急の知らせが入ります。

長沼の指示でテレビをつけると、ニュース速報が流れていました。

先ほど、午後1時4分ごろ、静岡県伊豆沖の島が水没し始めたとの情報が入りました。

 

!!!!

 

一同が声もなく見つめている画面に映し出された崩れ行く島、それはまさしく田所が予言した日之島でした。

 

ひえーーー!!!

 

名言・迷言・象徴的なセリフ

名言名場面

「石油や石炭を掘り始めたときに、誰が地球温暖化の未来を予測した!?」(田所博士)

天海が田所の研究所を最初に訪れた時に言った言葉。

最初は大したことないって思っててもちりも積もって大ごとになるってこと、ありますよね。

 

名言名場面

「私は今、日本の未来の話をしているんです!」(天海)

関東沈没説を否定したいがために天海個人の出世まで引き合いに出す世良教授に行った言葉。

感想・まとめ

というわけで、日本沈没、まとめるのは結構ヘビーです(汗

田所博士のいうように実際に日之島は沈没しちゃったわけで、このまま関東沈没するんですか?ってところに注意が行きますが、原作では関東どころか日本が沈没して日本人が難民状態になり、、、みたいな話らしいですよ。

つまり、そもそも日本が沈没するかどうかってレベルではなく、沈没した後、日本人はどうなるかって話なんです。原作では。

もっとも、今回の「希望のひと」バージョンは原作とはガラッと話が変わってます。

登場人物も原作と今作で同じなのは田所博士のみって話なので、日本もどこまで沈没するのかすら謎です。

ひょっとしたら天海の活躍で沈没が免れるようなことになったりして。

・・・んなわけないですよね。

さてさて、来週はどうなるんでしょうか。

まとめやすい展開を切に希望します(笑

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