こんにちは。kuraです。
今回は最愛の第3話のネタバレあらすじ&考察&感想をまとめます。
今回は、
渡辺昭を殺した犯人、こいつじゃね?
っていう感じの流れができてますが、それと並行して大輝と梨央、加瀬と梨央の関係性がとても対照的に描かれています。
あらすじと感想と考察を少しばかり
大輝(松下洸平)から「友達として話をしたい」と言われた梨央(吉高由里子)は、近所の馴染みの鉄板焼き店へ。ぎこちないながらも昔のような空気が2人の間に流れ、梨央は事件当夜のことを話し始める。
この時の大輝との会話、血行不良。
昔のような雰囲気は戻りつつも、大輝の、刑事という職業が邪魔して今一つ壁を取っ払いきれない感じです。
いくら”友達として”とか言ってみても、そこはやはり容疑をかけられている者と容疑をかけている者なので、何でも打ち解けてってわけにもいきません。
ましてや、梨央は渡辺康介の事件が原因で大輝と距離を置いてしまっています。
そこのひっかかりが取れない限りはその距離が埋まることは難しいんじゃないんでしょうか。
でもひっかりを取るには優のことを話さないといけないわけで、これは梨央にとってはとんでもなくハードルが高いことです。
一方、大輝が帰った後にやってきた加瀬との会話は対照的。
刑事と二人きりでは合わない
という約束を破って勝手に大輝と会い、電話にも出なかった梨央を加瀬は叱ります。
「なんで電話に出ない!?」
「だってぇ、急に話聞きたいって来るから~」
そのやりとりは、彼氏に怒られる彼女のようでもあり、兄に怒られる妹のようでもあります。
梨央はどこか加瀬に甘えたところがあり、それが加瀬にも伝わっていて、加瀬も叱りつつも悪い気はしてません。
このまま二人が結ばれる
ってことでいいんじゃないのって思うんですけどね~。
そうはいかないんでしょうねぇ~。ドラマだし。
ちなみに。
この時、梨央は大輝にこんなことを語ってます。
-
- 15年前にもらった御守りはもらった当日になくした。
- 昭とは、3日夜12時頃に芝池公園で会ったが何もしてない。
御守りというのは、康介の白骨化遺体のそばに落ちてた御守りのことですね。
中には大輝自身が書いた「必勝合格!百戦百勝!」というメモが入ってて、当然、それも御守りの中から発見されています。
大輝が梨央に上げた御守りが康介の遺体のそばにあったということです。
だけど、梨央はもらった当日になくしてしまったと言っている。
でもこれは嘘ではないですね。当時、梨央が御守りを探すシーンがありましたから。
昭の件に関しては、昭が殺される直前に現場で会ってるわけですから、状況から限りなくクロに見えます。
梨央は果たして本当のことを言ってるの?
大輝にしてみたらそんなことを思うんじゃないでしょうか?
でも梨央は、最初に事情聴取に応じた時には嘘を言ってるんですよね。
康介の死の真相も隠してるし。
それにこの日は
警察に隠しておきたいことなんて何もない
って言ってます。
優のことを全部しゃべれないのに、こんなことを言ってるのでこれも嘘。
梨央さん、割と嘘を重ねてるような気がします。
署に戻った大輝は、梨央の足取りを付近の防犯カメラで確認。彼女の話に矛盾はなく、相棒の桑田(佐久間由衣)も梨央は犯人ではないと感じるが、同時にどこか煮え切らない大輝の態度がひっかかる。
梨央が大輝に語った話では、
- 昭が会社に来る方が困るので夜に会いに行った
- 昭に康介のことを聞かれ、知らないと答えてもしつこいので帰った
- 昭は梨央を追ってはこなかった
というものでした。
大輝のペアである桑田も、身長180cm以上もある昭の首を絞めて殺すのは梨央には無理だと言ってシロじゃないかと推理します。
しかし何かがひっかかる大輝。
梨央がまだ全部話してないことは勘づいていますがそれが何かわかりません。
「勘が鈍ってる。。。」
いつもとは少し違う大輝に、桑田は
と別の視点でいぶかしみます。
桑田さん、大輝のことが好きなのかもしれないですね。
そんな折、「真田ウェルネス」に一通の脅迫メールが届く。後藤(及川光博)は事業説明会の中止を進言するが、新薬開発をなんとしても成功させたい梨央は「中止はしない」と断言。説明会がアナリストやメディアに評価されて新薬が承認されれば、自分の前から突然姿を消した弟の優が戻ってきてくれるかもしれないという思いもあった。物々しい警備体制のなか、事業説明会が始まる・・・。
社長就任以降、脅迫メールの類いを何度も受け取っている梨央は、騒ぐようなことじゃないと言って脅迫メールをスルーします。
「臨床試験は順調だとアナウンスしないとSND850への期待値が下がります。」
SND850。
弟の優の後遺症治療も可能にする新薬です。
ふるさとの白川郷にいる時からの梨央の夢。
あと一歩というところで、足ふみはしたくない。
梨央の思いはそんなところでしょう。
しかし梨央を追い出したい後藤は昭の事件を引き合いに出し、
と言って部屋を出ていきます。
このイヤミ~な感じ、さすがミッチーです。
~警察~~~~~
警察の方では昭のホテルにあった500万の出どころや目撃者情報を調べていますが操作の進展具合は芳しくありません。
警察の捜査会議
- 防犯カメラの死角から公園に入るルートはたくさんある
- 昭の死亡推定時刻の前後1時間に防犯カメラに映ってるのは32名
- 昭と接触したのを認めたのは梨央1名
- 梨央の参考人名簿
氏名 真田梨央
生年月日 1988年4月16日(満33歳)
本籍地 岐阜県大野郡白川村椿71
住所 東京都世田谷区下用賀7-25-5
職業 会社役員(真田ウェルネス)
- 梨央の参考人名簿
- 2007年の一連の事件が昭と梨央の接点と思われるが一連の事件の関係者リストには梨央の名前はない
- 梨央の個人口座や会社の口座に500万円の取引履歴なし
~優の失踪~~~~~
優が失踪したのは2012年のことです。
ある朝、置手紙を残して突然いなくなったのでした。
置手紙
僕は人を殺した。
姉ちゃんが消してくれた記憶を僕は取りもどした。
なかった事にはできない
優
母の梓が手を尽くして優の居場所を突き止めますが、連れ戻すことはできませんでした。
「優君が会いたくないって言ってんの・・・」
「朝宮優であることもあなたと姉弟であることも捨てたいって・・・」
「そのわけはあなたも知ってるって。」
優の決意は固く、月に一度は無事を知らせることを条件に、引き戻さず好きにさせることになります。
それ以降、月に一回、優から絵葉書が届くようになるのでした。
梨央の部屋には優から届いた絵葉書が壁を覆うように張り巡らされています。
絵葉書はいろいろなところのもので、優は場所を転々としているかのようにも思えます。
~説明会当日~~~
物々しい警備の中、事業説明会が開催されます。
控室で出番を待つ梨央。
出番まであと少しというときに、ただの脅しと思われていた脅迫メールの主が現れます。
「ここで話はしたくありません。私と一緒にきていただきます。」
犯人に刃物を突き付けられた梨央が駐車場まで連れてこられたその時。
加瀬が現れ、腕を切りつけられながらも梨央を助け出します。
そこに大輝もやってきて犯人を確保しますが、現場はマスコミも駆けつけ騒然とします。
「真田ウェルネスは他社の業績を盗む泥棒です!」
「治験に参加した患者が死亡しています!」
「真田梨央は人殺しです!」
駆けつけたマスコミに向かって大声でまくしたてる犯人ですが、ほどなくパトカーも到着して連行されていくのでした。
犯人
森下貴史
元モリバイオテクノ社長
真田ウェルネスに研究員を引き抜かれて会社が倒産
一方、警察では、昭の500万円について新たな事実がわかります。
昭は500万円をホテル近くの喫茶店で受け取っていました。
防犯カメラに映っていたのは昭と後藤が使っている情報屋。
情報屋が500万円が入っていたと思われる青い封筒を昭に手渡しています。
その光景を見た大輝はすぐに勘づきます。
なんと、昭が殺害された公園付近の防犯カメラに、その情報屋も映っていたのでした。
まとめ
ミッチー演じる後藤の指示で動いている情報屋が500万円渡してるってことは、
500万円を渡したのは後藤?
なんていう推論も成り立ちますね。
でもその500万円は旧札だから出どころが追えないって言ってました。
旧札って何を指してるんでしょうか?
古いデザインって意味かと思いましたが、映像を見る限りは現行のお札のデザインです。
デザインが旧タイプっていう意味じゃないとすると、新札じゃないお札ってことですかね。
でもそれは古札っていうらしいんですけど。。。
その辺が私の頭では今一つ整理できてません。
あと、情報屋は優で間違いないですよね。ネットでもそれを指摘する人は多くて、口元のほくろが決め手になってるようです。
こちらにまとめました。
もひとつ。
今回は、というか、今回も大輝と加瀬さん、結構対照的でしたね。
大輝といる時の梨央は昔馴染みなんだけどどこか壁がある感じ。
対して加瀬さんとしゃべってる時の梨央は壁を感じさせません。
加瀬さんにも優のこととか秘密なんだろうとは思いますが、やはり上京してから大変な時期をいつも支えてくれてる人に対する信頼感みたいなのがにじみ出ていたと思います。
それに加瀬さん、梨央にいつも寄り添ってますね。
上京する前とした後の不安定な時、
優が出ていった時、
梨央がクレーマーに切りつけられた時。
仕事なのかもしれませんが、やはり加瀬さんと梨央がくっつくといいのになと思わずにはいられません。