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ドラマ

最愛5話のあらすじ&考察&感想《絶賛ネタバレ中》~優、連行される。

 

まずは冒頭のナレーション。

今回は優です。

 

優ナレーション

悲しい日が続くと、姉が夢に出てくる。

夢の中の姉は背が高くて少し体を傾けて、俺の顔を見る。

「覚えてなくても大丈夫。姉ちゃんが優の分まで覚えとく。」

頼りない俺を守ろうとするあの頃の姉だ。

大人になった今の姉は一度も夢に出てこない。

 

出てこなくなった理由、何でしょうね。

優は大人になってから後藤の指示を受けつつも梨央を見守っていたので、守られる存在から守る存在になったということ、、、かな。

それとも自分の罪の意識から梨央と距離を置こうとする意識が原因なんでしょうか。

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最愛5話のネタバレあらすじと考察など

渡辺昭事件の犯人は俺だと梨央に打ち明けた優、梨央に家出の経緯を詳しく話します。

 

家出の経緯

  • 梨央が削除した携帯動画を復元して内容を見た。
  • 梓や梨央に迷惑をかけたくなかったから家を出た。
  • 高校卒業するまでは山梨で住んでいた。
  • 山梨時代は梓と加瀬が面倒を見ていた。
  • 一人で生きていくために情報処理の勉強をした。
  • 姉ちゃんの周りは敵だらけなんで、守るために帰ってきた。
    一番の敵が後藤なので後藤に近づき守ろうとした。
  • 俺は自首する。

 

 

やっぱり梓たちが優の面倒をみてたんですね。

居場所まで突き止めておいて「その後はご自由に」とはならないだろうなと思ってました。

自首するという優に、梨央は

「そのこと、記憶にある?」
「優はやっとらん。」
「何もしとらん。」

と、願望交じりの言葉を投げかけます。

しかし優はイヤホン型のカメラで記録に残しています。

「記憶になくても記録に残っとる。」

何とかならないかと思案する梨央ですが、優はいろいろと覚悟を決めているようです。

 

優の別名は生田誠

優は生田誠として活動していました。

が、彼のマンションに身分が特定できるようなものは何も残されていませんでした。

PCに保存されていた動画も遠隔操作で一斉消去。

警察の力をもってしても復元はできませんでした。

しかし、生田誠(優)が大輝に送った犯行時の動画に映っていた渡辺昭の発言の一部が明らかになります。

「また金もってござったんですか。」

何となく、お金なんかいらんよと言いたげですね。

大輝はここにきて一つ爆弾発言をします。

「真田梨央には異母姉弟がいます。」
「朝宮優。24歳。」

 

なぜもっと早く言わない!?

といった顔の山尾係長。

 

生田誠=優なのか、すぐに優の免許取得時の写真が取り寄せられて大輝に面合わせをさせますが、大輝の答えは

「確証持てません。」

大輝は腕の傷で気づいているはずですが、否定も肯定もできずといったところなんでしょうね。

その後、大輝はかつて大麻事件を起こした長嶋に会いに行き、聞き取りをします。

長嶋の証言

  • 7月末に渡辺昭が訪ねてきた
    「息子が(白骨化遺体で)見つかったが生きてるはず。何か知らないか。」
  • 自分は8月3日は仕事終わりに居酒屋飲んでた。
  • 優のことは知らない。
  • 15年前の事件の日、寮で男の叫び声が聞こえた。達夫さんじゃないか。次の日も何か考え込んでいた。

梨央は優とともに白川に帰郷。大輝たちも優を追って白川へ。

生田誠=優なんじゃないの?
梨央は生田と接触するんじゃないの?

こんな見立てで警察が尾行する中、梨央は、警察の目をかわすために信号待ちの車から降りたり、駅中をダッシュしたりして、飛騨高山行きのバスにひとり乗り込みます。

目的地は優が帰りたいといった白川。

しかし、警察はそんなに甘くありません。

どこかで生田(優)が乗り込むのではないかと、梨央が乗るバスの後ろを尾行していきます。

そしてバスが中央道西大寺停留所に停車したとき。

ついに優が乗り込んできます。

優の顔を確認した大輝は山尾に涙声で報告します。

「朝宮優です。」

 

白川で達夫のパソコンを探す

白川に帰った梨央と優はまず、父達夫のお墓参りへと向かいます。

墓前に手を合わせる二人。

梨央は優に現金と達夫が残した預金通帳を渡し、

 

「逃げて。遠くに逃げて。」

と逃亡を促しますが、優は逃げてばかりでもうしんどいと拒否。

その後、誰も住まなくなった朝宮家に帰り、祖母の仏壇に手を合わせます。

 

ここで優があることを思い出します。

「お父さんパソコンで日記をつけとった。」

優と梨央は当時の達夫の気持ちがわかるんじゃないかとパソコンを探し始めます。

 

一方、大輝と桑子は白山大学へ生き、2006年9月当時の陸上部の日誌を確認。

渡辺康介が失踪した9月21日~22日の日誌は特記事項なし。

その後は達夫がくも膜下出血で倒れたために白紙。

しかし。

車の買い替え要望書が出てきます。

桑子
「遺体を運んだ・・・?」
大輝
「達夫さんも事件に関与してる・・・」
桑子
「でも一人で運べますかね・・・」

 

桑子の一言が意味深ですね。

一人で運べないなら誰か手伝った人間がいるということ?

誰かとなると、寮生ですよね。

当時は確か祝勝会でみんな飲みに出ていて、大輝はお姉さんの結婚式で出かけていたはず。

飲み会から帰った誰かということになるんでしょうか。

 

陸上部寮でついに達夫のパソコンが・・・

朝宮の家でパソコンが見つからなかったので、二人は寮へと行きます。

達夫はよく寮でパソコンを使っていたからです。

今は部外者の二人は寮の裏口からこっそり侵入して物置場を物色、ついにパソコンを発見します。

パソコンの中には、達夫が残した動画があり、再生しはじめたその時。

桑子
「警察です。」
「パソコンから手を放してください!」

大輝と桑子が寮に入ってきたのでした。

桑子はすぐに優のところへ行こうとしますが、大輝はこれを制止。

パソコン動画が再生されます。

 

9月21日深夜、私が渡辺康介を殺した。

達夫が動画の中で語っていたのは、梨央を襲おうとしていた康介を、自分が殺したというものでした。

遺体は車で富山の山に運び埋め、康介が着ていた服や凶器のペグも離れた鉄塔の下に埋めた。

子供たちは何も知らない。

梨央や優を守ろうと、優が見た動画の内容とは違うことを淡々と語る達夫。

「違う!嘘ついとる!刺したのは俺や!」

と叫ぶ優に、大輝は

「今度は必ず力になる。」

と言い、優を連行するのでした。。。

 

加瀬さん

加瀬さんは今回は梨央の白川行きをサポートしたのち、橘しおりの対応にあたります。

何が狙いなのかを確かめるべく本人に直接連絡を取りますが、橘しおりは取り合いません。

その後、渡辺昭殺害現場に行き、動画と見比べながら現場チェックしているところへ、梨央からメッセージが入ります。

助けて

メッセージを見た加瀬さん、一言。

「了解。」

かっけー。

橘しおりと後藤専務

一方、橘しおりは加瀬さんの連絡も適当にあしらい、真田ウェルネス絡みのペーパー会社を調査。

すると、あるペーパー会社の、人も机もない事務所にファックス電話があるのを発見。

よっぽどそれが気になったのか、あろうことか、近くから棒を持ってきて窓ガラスを割って中に入り、履歴をチェックしようとします。

が、その時大柄な男が入ってきて橘は大きなバッグに入れられ拉致されてしまいます。

次にバッグが開けられた時、橘の目の前には後藤専務がいるのでした。

 

なんで?

 

最愛5話を見た感想。

今回もいろんな人のいろいろな思いが交錯してましたね。

殺人事件の容疑者とその家族という、実に重たい展開です。

弟を守りたい梨央、梨央の迷惑にはなりたくない優。

そしてその二人を守ろうと動画を撮影した達夫。

この3人には互いを想う愛があふれてます。

そういえば加瀬さんもいましたね。

でも加瀬さんの想いは今一つ梨央には届いてないような。

加瀬さんは常に梨央の方を向てますし、梨央の望みをかなえようと動きます。

が!

梨央は加瀬さんの言うことをあまり聞きません。

聞くと言いながら、いざとなったら簡単に約束を破ってしまう。

あえて例えるなら親の言いつけを全然守らない娘的な感じです。

あとは、刑事なのに重要参考人である梨央や優に寄り添う大輝。

そんな大輝をいぶかしむ桑子。

特に桑子の心情変化は今回わかりやすかったですね。

どことなく軽蔑交じりの目で大輝を見るようになりつつあります。

考えてみたら、5話では梨央も大輝も公私のけじめがつかなくなりつつあるように思いました。

大勢の従業員を抱える会社のトップとしての梨央は、殺人事件の容疑者である優に逃亡を促してしまいます。

大輝も梨央や優を思うあまり、言うべきこともやるべきこともタイミングがずれてきてしまってる。

このままヘベレケな展開になるんでしょうか。

 

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