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ドラマ

日本沈没ー希望のひとー《4話》のあらすじ&感想ネタバレあるよ

リークしたのは誰だ!

「まさかこの中にリークした人間はいないよな!?」

毎朝新聞に大々的に報じられた関東沈没。

未来推進会議のメンバーはもちろん、東山総理にとっても寝耳に水のことです。

記事の中には総理が会見して説明する予定とも書かれています。予定ないのに。

この情報は経済に大打撃を与えかねないだけに、早期の情報開示にはきわめて慎重だった里城副総理は激オコです。

「会見はやめさせなさい!」
「この国の人間はじつにお行儀がいい。いかりや不満はすぐに忘れてくれますよ。」

感じ悪いですねー。誰かモデルでもいるんでしょうか。

とにかく、里城はこの騒動の黒幕が誰なのかを突き止めるよう長沼官房長官に指示します。

 

一方、元記事を書いた椎名実梨さん。

彼女もすぐにサンデー毎朝の編集長から怒られます。

怒られただけじゃなく、なんと東山総理から呼び出しを受けます。

名前がばれないようにしたはずだと不思議がる椎名ですが、編集長は一括。

「官邸甘く見んなよ」

呼び出しとはいえ、総理大臣からのご指名なんて、ある意味名誉かもなんて思ってしまいますが、ドラマの中ではそんな暢気な話ではありません。

東山総理の要件はもちろん記事の情報の出元でした。

「この記事は誰からのリークですか?」

情報源は明かせないという椎名に

「これは国家機密なんです。私はあなたを罪に問うこともできる」

をかける総理。

普通の人、いや、私なら

いやぁ、実はですねぇ、、、
天海さんがドーノコーノ

などと漏らすところですが、さすがは記者。

総理の圧に屈するどころか、逆に政府サイドの対応に突っ込みを入れます。

「しかしその国家機密を財閥系の不動産企業は里城副総理からすでに知らされていましたよね。」

ムムムっとしつつ、新聞で国民すべてに知らせるのとは意味が全く違うだろと逆切れする総理。

大体、総理が会見予定とか、虚偽報道もいいとこじゃないか

と椎名を質しますが、椎名も負けません。

「勝手ながら総理のお立場を配慮させていただきました。」
「関東沈没の危機はゆるぎない事実です。」
「いずれ国民にも言わなければならないことではありませんか?」
「東山総理なら、国民に寄り添ったご判断をなされると1人の国民として私は信じています。」

総理大臣を前にしてこの長ゼリフ。

椎名実梨の方が東山総理よりも1枚も2枚も上手です。

 

結局、天海と椎名、二人の作戦が功を奏し、総理は記者会見をすることにします。
ちなみに総理の会見内容はこちら。

会見内容

  • 近い将来首都東京を含む関東地区が沈没する可能性がある
  • 原因は地球温暖化による海水圧の上昇
  • 首都機能を札幌に分散し有事に備える準備
  • 正しい情報は政府が逐次発表する
  • 危機対策は未来推進会議が行う
  • コムスとの因果関係は証明されてない

しかしこの会見に満足しない人間がいました

田所博士です。

あんな会見じゃ意味がない!

田所博士はテレビのワイドショーで再度主張を繰り返します。

田所博士

総理の会見は一番重要な時期や確率の情報を伝えずあいまい
半年以内に70%の確率で関東が沈没する
国民は急いで関東を脱出するべき
明日にでも起こりうる

こうした流れを受け、関東圏に住む人や経済に大きな影響が出始めます。

首都圏から脱出しようとする人で高速道路は大渋滞。
平均株価先物取引は3000円以上の値下がり。

里城副総理は総理が会見開きやがったと再び激オコ。

常盤には、日本未来推進会議で天海に絶対に主導権を渡すんじゃねーぞと忠告します。

さらに閣議でも表立って東山総理を責めます。

「あなたの不用意な発言で世の中大混乱だ」

しかしこの段階になると東山総理も引きません。

「この非常時に内輪もめという醜態をさらせば、国民は落胆し、開学の失望は深まり、我が党の信用は失墜します。本当にそれでいいんでしょうか?

 

一方、日本未来推進会議では、避難対策が策定されていきました。

一斉休校措置、避難所の食糧確保、特措法修正、予算案の作成、警備対策、仮設用地の確保、在留外国人の避難、入院患者の転院等々、その範囲は広範にわたります。

常盤にも嘘をつく天海

対策策定の合間、常盤は天海にリークのことを確かめます。

「俺には本当のこと言えよ。なんとかして収めるから」

しかし、天海はあくまで認めません。

「心配するな、俺じゃないから。」

親友にも嘘をつく天海。常盤も

「信じていいんだな」

と返すしかありませんでした。

天海さん、常盤すら信用しなくなったの?

ってテレビ見た人は思いますが、天海の思いは別にありました。

里城を動かす

常盤と天海は経団連の加盟企業に災害協力を呼び掛けてほしいと生島自動車の生島の元を訪れます。

自社の協力は惜しまないとする生島も、加盟企業の協力となると、及び腰。

そりゃそうです。

どの企業も関東に拠点を持っており、それらの移転で精いっぱい。

うちの支援をしてくれよって言われるのがオチです。

そういう展開を読んでのことか、生島は里城を呼んでいました。

生島
「これを実現するには里城先生のお力が必要です。」
天海
「与党の顔である里城先生に率先して企業にお声がけいただくのは次の選挙を見据える意味でも大切なことではないでしょうか。」

里城は選挙だってことを見抜いている天海にこう言われて、里城先生、ぐうの音も出ません。

結局、3人に説得された里城は経団連へ出向き、加盟企業に支援協力を呼び掛けるのでした。

バレた!天海追放!

順調に住民避難が進んでいたある日、天海は総理に呼び出されます。

状況が思惑通りに進展している天海は、次の展開を総理に提案しようとしますが、総理の要件はそこじゃありませんでした。

「新聞に国家機密をリークして一国の首相に会見を強要するような真似をしたんですか!」

東山総理、激オコです。

それもそのはず、東山総理の手には、椎名と天海が映った写真が握られていました。

リークを裏付ける証拠ともいえる写真。

天海は弁解をしますが万事休すです。

「私は君を信用できない。出ていきなさい!」

天海はとうとう日本未来推進会議を追われてしまうのでした。。。

後日。

避難バスで娘の茜と離婚する妻香織を送り出す天海。

そして母を送り出すそして椎名。

偶然再会した二人が今後のことを話しているその時、関東沈没が始まります。

感想

2話くらいから思ってたことですが、このドラマ、半沢直樹を意識してますよね。

 

もうだめかと視聴者を思わせておいて、最後は主人公がどんでん返し。

はらはらドキドキの後で主人公が勝つ、みたいな王道的ストーリー展開ですが、それでいてこのドラマはわかりやすい正義がありません。

天海が主人公なので天海が正義と思える展開ですが、嫌~な感じで描かれている里城副総理も、実は決して間違ったことは言ってないと思います。いやらしことはしてるけど

人命が大事なのは当たり前として経済をできるだけ回そうとしている里城や常盤。

経済は無視してとにかく人命最優先の天海。

見ようによっては天海の正義もいかがなものかと思えなくもないです。

物語は天海の言った通り、思ったより早い段階で関東沈没が始まったので天海の言うことが正解って話になるんでしょうが、実社会ではそういうケースはあんまりないように思います。

実際には里城や常盤の言うことの方が結果的に正解ってケースが多いんじゃない?

なんてことを私は若干思ったりもしましたがどうでしょか?

 

 

 

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