感動した!
なんというか、このドラマが最初からずーっと醸し出してきた"温かさ"が壊されることなく完結してて、スーッと感動に浸ることができました。
加瀬さんは梨央と知り合ってからずっと梨央や優にいろんなものを与え続けてました。
達雄さんの葬儀の時も、梨央が上京する時も上京した後も。
このドラマの主要なキャラはみんな、自分じゃなくて他の人を常に思いやるやさしさを持ってました。
梨央に優、達雄に梓、冷たそうな後藤専務も梓や会社に対する忠誠心には嘘がない。
しかし、徹底してやさしさや想いを与え続けてたキャラって加瀬さんだけだったんじゃないでしょうか。
最初は公私の区別なく支え続けるってやっぱり恋愛感情がベースかなと思ってました。
でも今となっては恋愛感情よりも家族愛と言った方がしっくりきますね。
そういえば、後藤専務が証拠隠滅してた別荘で、梨央に向かって「家族と思ってる」って言ってました。
恋愛感情もあったのかもしれないけど、それよりは親が子を思う大きな愛情の方により近いのかもしれません。
見返りを求めることなく与え続けるってやっぱり家族愛なんですよ。
早くに両親を亡くしたっていう環境がそうさせた部分も大きいのかな。でも自分の人生をも差し出して守り続けたとは。。。
最終回見終わると、このドラマを見る景色が一変してしまいました。
9話までは登場人物それぞれから見た景色が出ては消えしてたんですが、今となっては加瀬さんの温かさですべてが覆いつくされてます。
あ~、それにしても加瀬さん、切ない。。。
この切なさをバランスさせるにはやっぱり「蛇にピアス」でも見ないとだめなのかな。。。(笑