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ドラマ

真犯人フラグ~猫おばさんのセリフやエピソードを考察

要所要素に現れて気になる発言を繰り返す猫おばさん。

単独キャラかと思いきや、菱田朋子は彼女のことを知ってるらしく、他の登場人物とのつながりも出てきました。

ここでは、猫おばさんのセリフや行動をまとめ、考察していきます。

猫おばさんの言動を細かくチェックできる/

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「真犯人フラグ」を1話から考察し放題

猫おばさんのセリフや行動についての考察

1話の猫おばさんのセリフと行動

新居予定地にきた凌介と真帆に向かって

「へぇ、何もないといいけどね~。」

と独り言のようにつぶやく。

新居の予定地ではしゃぐ相良家に向かって、

「あら、ここに越してくる方?」

と愛想のよい笑顔で話しかけた後に「何もないといいけどねぇ」とつぶやきます。

ド迫力の風貌、手押し車にいる何匹もの猫、そして不気味なセリフ。

何なんだこの人は?

と見る者の心、わしづかみにされちゃったんじゃないでしょうか。

ここでの何もないと良いけどねぇは、対象が誰かによって見方が変わってきますね。

凌介たちにとって何もなければいいけどねぇ

なのか、

猫おばさんにとって何もなければいいけどねぇなのか。

相良家にとって何もなければいいけどねぇ

例えば、、

  • この土地で何か良くない事件があった
  • 前に建っていた家で良くない事件があった
  • ヘンな人たち(反社とか)が絡んでいる
  • 祟りとかの言い伝えがある

といったことが考えられます。

ここに住むとよくないことがあるよ、トラブルが起こる土地だよという意味ですね。

 

猫おばさんにとって何もなければいいけどねぇ

家を建てる際には、近隣の住民に少なからず迷惑がかかります。

工事車両の出入りや工事の騒音など。

そういった面倒なことが自分の身に起こらなければいいんだけどねぇという意味かもしれないですね。

そうだとしたら、もしかしたら猫おばさんにはクレーマーの要素が出てくるかもしれません。

 

2話の猫おばさん

夜に猫カートを押しながら散歩している猫おばさんが、公衆電話から出てくる人影を目撃。その瞬間に猫カートの中にいた白い猫が飛び出していきます。

「ちょ、ちょっと!ショスタコーヴッチ!」

公衆電話から出てくる人物は多分、光莉のローファーを新居予定地に埋めた人物で、林に連絡を入れた女性です。

ショスタコーヴィチはなぜ飛び出していったのか。

何かの伏線となる意味ある行動だったのか、単なる印象付けのための演出なのか。よくわかりません。

 

3話の猫おばさん

またまた夜に相良邸建設予定地前を散歩する猫おばさん。

夜中なのに大声で歌を歌っています。

「お父さんお父さん、それそこに、魔王の娘が~」

 

この歌は魔王というタイトルの歌です。

歌の部分はシューベルト作。

音楽の評価が最悪だった私でも知ってる偉人ですね。

そして詩はあのゲーテ。

こちらも世界の歴史に名を残す有名人。

肝心の内容は、

熱を出した息子を医者に連れて行くため、息子を腕に抱いて夜の闇を馬で駆け抜ける父親。

息子は高熱にうなされ、幻聴に襲われる。風に吹かれた枯れた葉や木々が、まるで魔王の囁きに聴こえるのだ。息子は結局途中で息絶えてしまう。

引用:世界の民謡・童揺「魔王」

というもの。

有名な歌らしいですけど、縁起でもないですね。

 

4話の猫おばさん

今度は昼に猫カートを押して散歩する猫おばさん。相良邸の前に差し掛かると工事のハンマードリルがコンクリートを砕く音がして

「103デシベル!103デシベル!耳が腐る!」

と大声で文句を言います。そこに居合わせた住愛ホームの林が「すみません」と謝ると、

「あ~、なるほどね。靴のせいで全部やり直しってわけ。」
「で、あの靴埋めた女、捕まったの?」

と意味深なことを言います。

「女?見たんですか?」

と林が聞き返すと、

「うちのショスタコーヴィチがね、そう言ってたのよ」

と猫(ショスタコーヴィチ)をなでなで。

このセリフ、結構重要ですよね。

だってローファーを埋めたのが女だって言ってるんですから。

何か埋まってますよと林(住愛ホーム)に連絡してきたのは女性ですが、そのローファーを埋めたのが女性か男性かはわかってないこと。

なんで猫おばさん知ってんの?

 

5話の猫おばさん

相良家の団地の広場にて

「ニャー」

相良家にサッカーボールが放り込まれた時、凌介は団地前の広場に降りていって誰がやったのか探しますが、その光景を見ていたのが猫おばさん。

今までは相良家の新居予定地付近でばかり出没してましたが、ついに相良家のある団地にまで現れてます。熊みたいな言い方してすみません

数日後の夜、相良家のベランダに入った白黒の猫、パガニーニを迎えに来た猫おばさん。

「宅のパガニーニがお邪魔しました。」

と、パガニーニを抱きかかえると、

「この間逃げてった男、見つけた?全身真っ黒い」

とサッカーボールの犯人を知っているようなことを言います。

「見たんですか?顔とか?」

と聞く凌介に

「パガニーニなら知ってるんじゃな~い?」

とまたしても猫マターな話しぶり。

さらに帰り際に

「オドがよどんでる」
「だって今あなた、脳にモヤがかかっているでしょ?」
「苦しみなさい」

と意味深三連発。"ラ・カンパネラ"を口ずさみながら帰って行ったのでした。

団地の広場に現れた猫おばさん、パガニーニを追っかけて今度は凌介んちにまでやってきました。

しかもこんな顔して登場します。

こ、こわい、、、

ちなみに、パガニーニとは、多分イタリアの音楽家ニコロ・パガニーニからつけてるんでしょうね。

ウィキペディアには

ヴァイオリン演奏のあまりの上手さに、「パガニーニの演奏技術は、悪魔に魂を売り渡した代償として手に入れたものだ」と噂されたという。

という解説もある人物です。ここにも悪魔が出てきましたね。コワッ

そしてローファーの時同様、ここでも犯人を知ってるようなことを言ってます。

「この間逃げてった男、見つけた?全身真っ黒い。」

え、猫おばさん、もしかして犯人!?

6話の猫おばさん

6話の猫おばさん、またしても団地で出てきます。

住んでるってことですかね。

団地で情報収集しようとしてやってきた河村と両角。

ちょうど清明が帰ってきたので、両角が声をかけて話を聞こうとしたら猫おばさんが仕掛けたネズミ捕りにつま先を挟まれて悶絶。

猫たちの食べ物としてネズミを捕まえようとしていたとのこと。

(河村と両角を見ながら)
「やっぱりオドが淀んだ場所には下等生物が集まるのね。」

(階段を上る清明を見ながら)
「ほんとにここは、ネズミが多い」

7話の猫おばさん

夜道で警察(阿久津と落合)から

黒フードの160cmで細身の女性とローファー女、似てないか

と話を聞かれます。

落合刑事から黒フードの女が映った監視カメラの映像を見せられて

「ショスタコどう思う?」
「そうよねぇ、電話してた女もこんな感じだったわよねぇ。」
「私の5分の1ぐらいのもやしみたいな女よ。」

と返答。

話を聞いた二人が引き揚げながら

「ここまで尻尾つかませないって一体何者なんですかね。」

というと、

「魔王の娘よ」

と言って歌い始める。

♪魔王の娘は坊やをつかんで連れてゆく♪

この時の猫おばさんはシュスタコーヴィチを連れてます。ローファー女を見たっていう猫ですね。

ちなみに猫おばさんも、ローファーを埋めたのが女って早くから言ってました。ショスタコーヴィチから聞いたって。

凌介の家にサッカーボールが蹴り入れられた時に逃げていったのも全身真っ黒い男だって言ってました。パガニーニが見たって。

わけがわかりません。

8話の猫おばさん

8話では猫おばさんは後半、最後の方に出てきます。

生垣の中で「うっ!」「くそっ!」と暴れている人影を見て

「見てはだめよ、プッチーニ。」「恐ろしい。あんなまがまがしいオド、四半世紀ぶり」

そこへ紙袋が投げられ、生垣の中から林が登場。

猫おばさんは「あぎゃーっ!」と漫画のような叫び声をあげて逃げていったのでした。

9話の猫おばさん

9話では前半に登場します。

新居建設現場にいた凌介に向かって

「復讐の心が地獄のように胸に燃えてる。」「その炎に焼き尽くされぬよう気をつけなさい。」

といい、夜の女王のアリアを口ずさみながら去っていきます。

夜の女王のアリアとは、「モーツァルト作曲のオペラ『魔笛』の中で、「夜の女王」(ソプラノ)によって歌われる2曲のアリア(曲)」だそうです(ウィキペディアより)。

この時のセリフも、夜の女王のアリアの中で歌われているものです。

10話の猫おばさん

10話でも最初の方、テレビのインタビューで登場します。

「ものすごいデシベルで罵り合ってたわ。DNA鑑定の袋突き付けて」

凌介が林を詰問していた時のことですね。

11話の猫おばさん

11話では団地に出没します。

池上さんとその他2名の奥さんが炊飯器失踪について世間話をしている時に割って入ってきます。

「ホント怖い怖い。」「でもね、気をつけなさい。」「オドの淀みを退けているつもりがあなた自身が淀みになっていること、あるから」

面白いのはこの時の池上さんたちがそれぞれ猫おばさんを違う名前で呼んでいることです。

「細木さん」「エッティラさん」「卑弥呼さん」

猫おばさんにはいろんなニックネームがあるってことですかね。

 

12話の猫おばさん

光莉が2本目の動画で「お父さんを殺してください」と言ったことをうけて、世間中から再び監視される凌介に向かって、

「あなたも大変ね。オド・ヴァンピリスムス。淀みの顕現・・・怒りの日。」「テェン!」

と言い、"怒りの日"を口ずさみながら去っていきます。怒りの日とは、モーツァルト(と弟子たち)が作った曲で、キリスト教における世界終末の日のことを指します。

オド・ヴァンピリスムスは説明が難しいんですが、脚本家の高野さんはこうおっしゃってます。

昔の人たちは、人間の血には不思議なパワーが宿っていると考えていました。世界のあちこちで血液を使った儀式が存在します。

血液信仰ともいえるものなんですが、その考え方の元では、ドラキュラは血を吸いつつ、実は血に宿るパワーを吸い上げてるってことになります。

そして、そのパワーがオドですね。

猫おばさんのこのセリフがまるで暗示であったかのように、この後、本木陽香が光莉から血を抜き取っていきます。

13話の猫おばさん

真帆が電話してきたと思われる公衆電話の場所から新居の方へと向かう凌介を眺めながら

「そうねプッチーニ。彼の名前は"愛"。」

といい、プッチーニ作曲の「誰も寝てはならぬ」を歌います。

14話の猫おばさん

真帆の公衆電話と相良家新居に血液が巻かれた件で「怪しい人物見ませんでしたか?」という落合刑事に

「私見ましたわ。裸足で歩くはしたない女。」「あらあら靴がお嫌いな方なのかしらね?」

と2匹の猫を抱っこして一人芝居風に答えます。

15話の猫おばさん

菱田朋子と清明親子をめぐって望月鼓太郎と山田コーチが争っている時に「鎮まれ~!」と叫びながら登場。

清明に黒猫を渡し、朋子には

「頼れる人がいるなら遠くに行きなさい。」「よどみの渦ができている」「すぐそこにいる。魔王が。」

と言います。

この後、後半で同じ団地に強羅が引っ越してきてましたので、魔王は強羅ってことなのでしょう。

魔王の娘はやはり本木陽香って線が濃厚なので、強羅と本木は何等かのつながりがあるのではないかと推測します。

 

『真犯人フラグ』を細かくチェックできる/

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