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ドラマ

素晴らしきかな人生(フジテレビドラマ)

フジテレビ木曜劇場で1993年に放映
全12話
井上陽水「Make-up Shadow」
野沢尚脚本
平均視聴率 19.7%
最高視聴率25.0%

登場人物

高畑結女(浅野温子)

若くして子を授かり、

穂坂新平(佐藤浩市)

銀行員。年収は1000万オーバーも、別れた結女と娘の遥に養育費を月10万支払っている。八方美人なところがあり、結女や遥に対していうことと、再婚相手のアミコ(七瀬なつみ)に言うことに差がある。

 

芝木貢(織田裕二)

熱血教師という設定ながら、かなり図々しいキャラクターです。特に想いを寄せる結女のことになるとズケズケと思ったことを何でも言ってしまって見ている方がハラハラする感じ。

大まかな配役と相関

高畑結女(浅野温子)と穂坂新平(佐藤浩市)
元夫婦。新平の女癖が悪く浮気が原因で離婚。結女は一人娘の遥と暮らす。

高畑遥(ともさかりえ)
結女と新平の一人娘だが実は新平は実の父ではない。

芝木貢(織田裕二)
遥の通う高校の教師。結女のかつての恋人で遥の実の父である永沢邦生の実弟。両親の離婚で母親性を名乗っているため兄とは苗字が異なる。
邦夫と結女が交際していたころから結女に対して想いを持っており、結女と再会後は結女に猛アタック。

伊藤初音(富田靖子)
芝木貢と同じ高校の教師で貢と同棲中。貢が結女に心惹かれてしまうことで辛い思いをする。

永沢邦生(田中健)
貢の兄で遥の実父。

今泉アミコ(七瀬なつみ)
新平の元愛人で新平と結女の離婚の原因となった。離婚後は新平と結婚するも・・・。

 

あらすじインデックス

素晴らしきかな人生の各回のあらすじ、セリフなどをまとめました。

第1話 決して恋をしない女

高畑結女と娘の遥は家賃12万の一軒家に二人暮らし

結女と遥は月に一回、別れた穂坂新平と食事会をしている。

新平と結女が離婚した原因は新平の浮気。複数回浮気されて結女の堪忍袋の緒が切れた。

新平は養育費を月10万支払っている

遥と新平は幼馴染。遥が生まれた時から知っている。
「学校で泣かされそうになったら新平ちゃんが守ってあげてね」(結女の母が新平に言った言葉)

「守ってやるよ。」(4歳の新平が生まれたばかりの結女に言った言葉)

遥には毎年誕生日に海外から郵便物が届く。内容はいろんな音を録音したカセットテープ。遥はどこのだれかを知らないが、足長おじさんと呼んでいる。

遥の学校に貢が転任してきて遥の担任になるが、名簿に遥の名前を見つけて貢は固まる。遥の母親、結女はかつて貢の兄の彼女。

貢は伊藤初音と同棲中。伊藤初音は二人の将来に積極的だが貢はそうでもない。

初音、生徒をこずく

貢は家庭訪問の場で素性を明かし、結女の結婚を批判する。結女は激怒して貢を追い返す。

「本当の父親のことを知られるのがそんなに怖いですか?」(貢)

「嘘っぱちでしょ、そんな家族は。」(貢)

「あなたの幸せなんてうわべだけだった。」(貢)

 

第2話 放課後の告白

学校に営業に来ていた遥の父新平に対し、貢が苦言。

「浮気をして、不倫をして、あっさり家族を捨てた。」(貢)

「娘さんを利用してませんか?」(貢)

「実は今でも分かれた奥さんに気があるんじゃないですか?だから娘さん経由で何かと粉をかけて、温かい家庭を餌にして、別れた奥さんを再び釣り上げよう、そう思ってるんじゃないですか、お父さん?」(貢)

 

家族の内情に立ち入ってくる貢のことを怪訝に思った新平が結女に確認。結女は邦生の弟、つまり遥の叔父だと正直に伝える。

貢に対する結女の気持ちが気になるのか、新平は結女に貢に対する気持ちを確認する。

「そういうことなら心配しないで。私は男はもうこりごりなんだから。」(結女が新平に言ったセリフ)

「あの男に捨てられて、あなたに裏切られて、私の人生やっぱりすばらしくなかった。」(回想:離婚前に結女が新平に言ったセリフ)

「私はもう、男とか、愛とか、そんなものの力借りないで、自分の手ですばらしい人生つかんで見せる。」(回想:離婚前に結女が新平に言ったセリフ)

 

一方、貢と同棲している初音は貢のことが気になって仕方ない。早く二人の関係を公にしてしまいたい気持ちが強い。いつも貢のことを思って明るくふるまうが、少しの闇ものぞかせる。

「この時間なら腕組んで帰ったって誰にも見られないよね?」(初音が貢に言ったセリフ)

「昔の私みたいな女の子たち見てると時々いじめてやりたくなるの。」(初音が貢に言ったセリフ)

初音の希望で貢は自身の初恋について語る。

 

 

第3話 学園ドラマ

第4話 女がこの世を狂わす

第5話 乳房

第6話 母が女になる時

第7話 父帰る

第8話 飾りのない結婚式

第9話 年上の妻

第10話 悲劇

第11話 誰のための人生

第12話 女の一生

 

雑感

このドラマをわかりやすく言うと、訳ありシングルマザーの浅野温子と、彼女に恋い焦がれる織田裕二の恋心が成就するのか否かみたいな感じでストーリーが展開していきます。

恋愛ものといえばそうですが、木曜22時のドラマ枠ですからそんなさわやかなものでもなく、不倫、いやがらせ、病気、自殺などなど、重たい要素がいろいろ盛り込まれています。

浅野温子は仕事に恋人を取られたり、他の女に夫を取られたりその他もろもろトラブルがあってわりと薄幸で慎重派。

対して織田裕二は同棲している彼女がいるくせにそんなことはお構いなしに浅野温子にアタックし、同棲中の彼女を捨ててしまう自己中心的な役です。
教師という立場を利用して結女に近づくなど、ストーカーまがいのことまでしています。でも結局最後は、、、

時代を感じさせます。

ちなみに平均視聴率は19.7%、最高視聴率は最終回の25.0%です。テレビがよく見られていた時代とはいえ、高視聴率ですね。

 

ドラマ最初のシーンと最後のシーン

最初のシーン

結女と遥が朝風呂に入って別れた夫新平との月一回の食事会について話すシーンが最初。
ほどなくして遥の登校シーンになり、貢が登場します。この時点では貢は遥が結女の娘とは知りませんが、知ってからの行動はまるでストーカー。

 

最後のシーン

結女の一人娘である遥の結婚式が最後のシーン。
結女と元愛人のアミコが「お久しぶりです」と挨拶したり、新平と遥の実父である邦生が結女を見て「いい女になったなぁ」などと談笑してる。あらすじ知っててそこだけみると「なんだこれ!?」となります(笑

 

その他

ともさかりえと瀬戸朝香はこれがドラマデビュー作。2人とも初々しいですが、今でもしっかり生き残ってますね。

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