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【地面師たち考察】青柳の手紙には何と書いてあった?誰が出した?

こんにちは。

今回は、青柳が契約の前に地主に成りすました麗子に当てた手紙を考察します。

手紙の背景

この手紙は、石洋ハウスが光庵寺横の物件取得に向けて地主の写真確認を近隣住民に対して行うかどうか検討している時期に、青柳宛に届いた手紙です。宛先は「開発事業部長 青柳隆史様」と個人名で、内容証明と配達証明が利用されています。

ちなみに、内容証明とは、「いつ、誰が誰にどのような内容の手紙を送ったか」を郵便局が証明するサービス、配達証明は郵便物が確かに届けられたということを証明するものです。知識のない人が利用することはないサービスです。

手紙の内容

手見野内容はこんな感じです。

 

青柳に届いた手紙

通知書

私は貴社に対して以下の通り通知します。

私が所有する後期物件目録記載の土地について、

貴社に売却する交渉が行われているようですが、

私は同交渉には一切関与していません。

貴社は川井菜摘を騙った偽者と交渉しているのであって、

貴社はその者に騙されていると言わざるを得ません。

私には本件土地を売却する意思はありませんので、

本件土地についての一切の交渉および取引を中止するよう

貴社に警告いたします。

以上

平成29年11月9日

物件目録

所在 東京都港区高輪五丁目

地番 22番の7

地目 宅地

地積 3215.14平方メートル

東京都港区高輪5丁目22番6号

通知人 川井菜摘

 

差出人は住職の川井菜摘で印も押されています。

誰が書いたのか?

実話(積水ハウス地面師詐欺事件)でも怪文書

実は、不動産取引など、巨額のお金が絡む場合で利害関係者が多い時、このような文書が出回ることがよくあるそうです。

実際、この「地面師たち」の元となった「積水ハウス地面師詐欺」事件においても、地主本人から「積水ハウスさん、騙されていますよ」という内容の警告文書が積水ハウスに届いています。しかし、積水ハウス側はこの本物の地主からの手紙を怪文書扱いし、地面師側の偽地主を信用してしまったのでした。

川井菜摘ではない

では、「地面師たち」も本当の地主である川井菜摘が手紙を出したのかと言えば、そうではありません。川井菜摘は取引のことなど知らずに楓に誘われるまま沖縄に出かけています。石洋ハウスが工事に着手するまで詐欺については全く知らなかった体で描かれています。

青柳のライバル須永という線も

須永は「あの土地は怪しい」と石洋ハウス社内で吹聴して回り、取締役が決裁をしないような動きをしています。もし、100億の売買契約が流れれば、プロジェクトは頓挫し、ライバル青柳との出世争いが圧倒的に有利になるので動機はありそうです。

しかし、この手の文書を偽造すれば偽計業務妨害や信用棄損などの罪に問われる可能性があります。何の失敗もしてない須永はそこまでのリスクを冒すような立ち位置ではないでしょう。

となると竹下しかいない

手紙を出したのはおそらく竹下でしょうね。

竹下はハリソンに殺される直前、「この計画をぶっ潰して逆にお前を殺そうと思ってたんだよ」と言ってます。そのために楓を殺し、川井菜摘を沖縄から寺に帰したわけですから、文書の偽造くらいなんとも思ってないでしょう。

地上げ屋の林あたりが生きていれば林の可能性も出てきますが、もう消されちゃってますからその線もありません。

というわけで青柳の手紙は竹下が送りました。ということに私の中ではなっています。

地面師たちのあらすじはこちらに書いてます。よろしかったらどうぞ。
「地面師たち(NETFLIX)」のあらすじ・エピソード~ネタバレ注意!面白い!

 

 

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