こんにちは。
今回は、「羽場理事官はなぜ殺されなかったの?」と言う点について考察してみたいと思います。
いや、殺されてるのかもしれませんが、わき役ですし、ことの顛末が描かれているわけではありません。殺されるシーンがないということはおそらく殺されてはないだろうという体で考察します。
地面師たちのあらすじはこちらにまとめていますので参考にしてみてください。
⇒「地面師たち(NETFLIX)」のあらすじ・エピソード~ネタバレ注意!面白い!
羽場理事官が殺されなかった理由
地面師たちではいろんな人がハリソンに殺されていきますが、殺される人たちには一つの共通項があります。それは、
内情を知っていながらハリソンのグリップが効かない人
という共通項です。
1話の佐々木さん、3話の地上げ屋林さん、4話の下村刑事、6話の竹下、7話の後藤と、ハリソンが殺したことが確定しているキャラクターは全員がこの共通項に当てはまっています。
※ちなみに青柳についてはこちらで考察していますのでよかったらこちらも見てください⇒【地面師たち考察】青柳はなぜ殺された?いや、殺されたの?
そういう視点で考えてみると、羽場理事官はハリソンのやっていることの内情は知っているものの、グリップが効かない位置にいるわけではありません。
- お金で懐柔されている
- おそらく下村が殺されるであろうこともわかっていながらハリソンに情報提供
この2点は羽場理事官の決定的な弱みであり、保身のためにもハリソンを裏切るとは考えづらいですね。立場的にはむしろハリソンサイドだと言えます。
もし、ハリソンに歯向かうような素振りがあれば速攻で消されるでしょうが、そうでなければ殺されることもないでしょう。
地面師たちのあらすじをこちらにまとめています。良かったらこちらも読んでください。
⇒「地面師たち(NETFLIX)」のあらすじ・エピソード~ネタバレ注意!面白い!
内通者としての伏線?ブルーベリージャム
その羽場理事官ですが、4話で下村刑事にブルーベリージャムを渡すシーンがあります。羽場理事官の奥さんが作ったもので、家庭菜園で採れたブルーベリーで作ったという設定です。
このシーンが実は暗示だったのではないかという話があります。
というのも、ブルーベリーはヨーロッパでは「裏切り」という花言葉が与えられているからです。
羽場理事官は下村刑事の上司にあたり、下村刑事の行動を把握、ハリソンに情報を流していました。まさに裏切りです。
ブルーベリージャムを下村刑事に渡したときも、下村刑事が見ていたのはアビルホールディングスのホームページ。そして下村刑事はアビルホールディングスの本社前でハリソン一味に拉致されます。
考えすぎな考察かもしれませんが、ブルーベリージャムを下村刑事に渡すシーンは物語上なくても良い描写ではありました。「なぜにブルーベリージャム?」と思った人も多かったでしょうから、こうした考察が生まれたとも考えられますね。
「地面師たち」原作本はこちら。
地面師たち (集英社) 新庄 耕(著) 文庫 814円 |
地面師の実話はこちら。
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 森 功(著) 文庫 726円 なお、audlible版だと0円で視聴可能です。 |