(景品表示法上の表記)記事内のリンクには広告が含まれる場合があります。

ドラマ

「地面師たち(NETFLIX)」の感想をまとめる

ネットフリックスの地面師、結構話題になっているようですね。私も早速見始めたので、その感想を書いておきます!

「地面師たち」1話の感想

1話ということで、これからストーリーを見ていく上で知っておいた方が良い基礎知識を解説するようなニュアンスの回でした。積水ハウスを相手に何十億円もの不動産詐欺を成功させた実話がベースになっているようで、地面師とはどういうものなのか、実際にどのように進めていくのかがわかりやすくて一気に引き込まれました。

豊川悦治の存在感がすごい

豊川悦治って若いころから評価されていた俳優さんでしたが、正直、私は彼の演技がうまいと思ったことはありませんでした。しゃべり方のクセがどうも稚拙に感じてしまったからです。

しかし、このドラマでは彼の存在感が半端なかったです。こんなにも演技が上手だったんだと自分の見る目のなさを反省したくらいです。

年を取ってふくよかになり、セリフの言い回しもどっしりと落ち着いています。丁寧な人柄を演じつつも目の奥には恐ろしい狂気をにじませている、そんな感じでした。

割とサイコ

地面師、不動産詐欺という言葉から、私は勝手にルパン三世のように華麗に騙してさっさとトンずらするストーリーを思い描いてました。しかし、1話を見る限りではそんなスマートなものではないみたいですね。ゴロゴロと人が消されていく。そしてそれを楽しむハリソン山中。彼の狂気がこれからどんな展開を見せるのか楽しみでもあり、不安でもあります。

 

「地面師たち」2話の感想

2話は1話の顛末と新たな案件に着手するというストーリーでした。

情報屋の竹下が危ない

光庵寺案件の打ち合わせの際、情報屋の竹下とハリソン山中の間に不穏な空気が漂ってましたね。1話で1000万円の準備金をもらっておきながら「もうなくなったんだよ!」と再びお金を要求する竹下。高圧的な彼の態度とその要求を無言で飲むハリソンを見ていると、やっぱりこの後に何か起きるんだろうなと思わずにはいられません。1話の佐々木さんみたいに消されちゃうんですかね。

マイクホームズはこれで終わり?

ハリソン達に10億円をだまし取られたマイクホームズの真木社長。前半に「騙されたー」と大騒ぎしてましたが、ドラマ後半では一切出番はなし。このまま終わるには中途半端じゃないかなと思わないでもない。もしかしたら話が進んでいって何か仕返しとかするのかと思ったりしました。

人間の裏の欲望が描かれてて面白い

ハリソン山中と辻本拓海が出会ったデリヘルのシーン。デリヘル嬢が死にかけるってハリソンの性癖ってどんだけやばいのって思いましたね。薬を使ったんでしょうか?

あとはお寺の女住職である川井菜摘。お寺で禁欲的な生活をしているからなのか、ホテルでは乱交パーティーに興じてました。真面目そうな人の裏の顔はわからないもんだなって思います。

そういえば石洋ハウスの青柳もコンプラ軽視のパワハラ体質。彼はこれから追い詰められてどんな顔をのぞかせるのかな。

地面師たち3話感想

3話でついに女住職さん攻略の糸口がつかめましたね。

拓海は結構泥臭いこともやるんだ

2話までは、拓海はきれいな仕事をスマートにこなしていくような印象でしたが、3話では結構泥臭く仕事してましたね。

顔に特殊メイクを施してホストクラブに潜入したり、川井菜摘とエッチしたり。最後は脅迫までやってました。やっぱり詐欺をするくらいですからこれくらいの裏の顔がないとダメってことですかね。しかし、川井菜摘のあの表情、何となく今後の波乱の伏線のような気もしないでもない・・・。

拓海はちょっとずるい

拓海の設定はちょっとずるいですね。長井君というスーパーハッカーがいたり、本人は絶倫だったり。普通の人間ではあんな芸当できないよねってことを割りと普通にこなしていたりします。もちろんドラマ用の脚色でしょうが、ちょっとずるいな~と思いました。

竹下はもうダメかな

情報屋の竹下、ハリソンに対する態度が悪すぎです。ハリソンの裏の顔を知っている一視聴者としては、「あ~、竹下はもう終わったな」と確信しました。他の情報屋が見つかれば速攻で消されるんじゃないでしょうか。

でもそうだとしたら竹下を演じる北村一輝がややもったいないなと思います。主役が張れる上手な俳優さんなのに、キャラといまいち合ってないし、このまま消されるとしたらちょい役過ぎるような気が・・・。

地面師たち4話感想

4話になっていよいよ本丸の石洋ハウスが絡んできました。また、主要な登場人物にも動きが・・・

ハリソンの本性

今回もハリソンは邪魔な人物を殺してしまいます。利用できるところは利用して、様子見になったら口封じで消す。やってることは悪人そのものですが、立ち振る舞いが紳士なところが不気味ですね。

今回が前回までと違うのは、ハリソン自信が手を下すシーンが出てくるところです。自らが殺すようなリスクは侵さないと言いながら、結局最後は手を下してます。誰か見てるかもしれないのにあんな殺し方して・・・と思ってしまいました。

拓海の交渉シーン

今回はいよいよ石洋ハウスと地面師たちが交渉を始めます。地面師側は拓海と後藤のみですが、拓海と石洋ハウス青柳の駆け引きがなかなか見ごたえがありました。

物静かに落ち着き払いながらも、石洋ハウス側が戸惑うような条件を突きつける。青柳が交換条件を出してきたら即座にその上を行く交換条件を重ねる。それも微笑みながら極めて落ち着いた口調で。さすがハリソンに見込まれただけのことはあるなと思いつつも、演じる綾野剛さんが上手いんだなって感心しました。

ちょっと雑?

ハリソンが下村を殺すシーン。ちょっと強引かなと思います。まず下村はアビルホールディングスの真ん前で拉致されます。車もたくさん通っているのにあんなわかりやすい拉致なんかしますかね。。。また、下村に対してハリソンが銃口を向けるシーンも「拳銃なんか不要じゃない?」って思いました。家族を人質に取っているんだから。それに最後、ハリソンは下村のスマホを素手で触っています。警察に内通者がいるとはいえ、指紋とか気にするでしょ、普通。ちょっと雑だな~と思いました。

地面師たち5話感想

5話は少しあっさりした展開ですが、またまた濃いキャラクターが登場しました。

情報屋久保田

情報屋といっても地面師側ではなく、倉持側の情報屋として登場します。しぐさや表情がかなり濃い味付けのキャラクターで、ほとんどの人は一度見たら覚えるでしょうね。私も2回目の登場ですぐに「あっ!久保田!」って画面見てつぶやきましたから。

地面師たちに亀裂の芽?

報酬に不満を持っていた竹下ですが、5話では、その竹下にマネロンの仕事を追加するという条件で報酬が30億円に激増されてました。当然、麗子や後藤は不満を口にしますが竹下が威嚇して黙らせます。これって後々亀裂のタネになっていくと思うんですが、どうなんでしょうか。仕事が済んだら報酬を渡す前に消されるのかなとも思うんですが・・・。

川井菜摘が何かやらかすかも

女住職の川井菜摘は、地面師たちが詐欺を仕掛ける当日に沖縄旅行に連れ出される手筈なんですが、果たしてそのまますんなり沖縄に行くのかなという展開になってきてますね。

楓に誘われてうれしそうではあるものの、急な話で不審がっていたし、万一、拓海のことも気になっていたりしたら、当日になって「やっぱり私行かない」とか言い出しそうな気もします。

実話のエピソードも登場

5話では、実際に積水ハウスが地面師に騙された経緯で話題となった、地主の本人確認を近隣住民に行うという話が出てきました。地面師による地主なりすましの手口はよく知られたやり口なので、近隣住民に確認すれば簡単に見破れます。にもかかわらず、積水ハウスはその初歩的な確認作業を怠って詐欺にあったわけですが、ドラマでも青柳部長がしっかりやらかしてくれてます。

西谷は生きていた

拓海親子を騙して拓海を不幸のどん底にたたき落とした西谷は、久保田の調査でマニラで生きていることが判明。ハリソンが拓海と出会った際、「あなた、人を殺したことがあるんじゃないですか?」と拓海に語り掛けるシーンがあるんですが、もしかしたら拓海はすでに西谷を発見して殺してるのかなと思ってたんですが、どうも違ったみたいです。

地面師たち6話感想

6話はいよいよ地面師たちと石洋ハウスが対面します。さらにハリソンの本性も!

狡猾な倉持

ただ捜査一課にあこがれているだけではない一面が垣間見えました。あのやり取りでしっかりと発信機を取り付けるとはなかなか狡猾です。

ハリソンの本性

今回はハリソンの本性がさく裂しましたね。一つは麗子に対して。もう一つは竹下に対して。もともと裏の顔が恐ろし気な印象だったので驚きはないですが、見ていてどこまでエスカレートするのかなと思ったりもしました。もっとも、竹下に関してはとことん行っちゃった感じですが。

後藤の「もうええでしょう」

交渉の場で何度もさく裂する後藤の「もうええでしょう」。でもあのセリフって私たちは怪しいことやってるんですよって言ってるようなものだと思うんですが・・・。地面師って知ってるからそう思うんでしょうか。

地面師たち7話感想

いよいよ最終話。

石洋ハウスに届いた怪文書

石洋ハウスと地面師たちが売買契約を交わす直前に石洋ハウスの青柳に手紙が届きます。「あなたたちは騙されていますよ」とせっかく丁寧に教えてくれているのに地主の裏取りをせずにマンマと騙されてしまった石洋ハウス。このくだりは積水ハウスが地面師詐欺に遭った経緯と同じです。慎重には慎重を期して近隣住民への地主確認をしていれば騙されることもなかったろうに・・・。

ハリソンと西谷が組んでいたとは

2話でハリソンと拓海が出会うシーンが描かれていたので、拓海親子を騙したのは西谷個人と勝手に思い込んでました。でも裏で操っていたのはハリソンだったんですね。ちょっとお決まりのパターンっぽくてなんだかなぁと思わないでもないです・・・。

拓海、気づいてないのおかしくね?

拓海は7話になってハリソンが簡単に人を殺してしまうことに気づく感じなんですが、この描写にはちょっと違和感を覚えました。

だって拓海はハリソンと5年も地面師やってきてるわけです。ハリソンは自分たちが地面師であるという側面を知ってしまった人を最終的には殺していくので、「拓海、5年もやってりゃ気づくでしょ」となるわけです。

結局生きていたハリソン

最終シーンはハリソンは死んだのかなと思わせるような展開でしたが、そんなことはなかったですね。しっかり生きていてまた狩猟の旅に出ていました。この展開に続編を期待してしまう自分がいます。。。

展開にちょっと不満も

最終シーンでハリソンが手りゅう弾を持ち出し、倉持や拓海はその爆風によりまるで死んでいるかのように気絶してしまいます。ところが、そんな中、ハリソンだけは二人を置き去りにして逃げているんですよね。ちょっとおかしくないですか?ハリソンの用心深さがあれば、逃げる前にナイフか倉持の拳銃で二人を確実に殺してから逃亡すると思うんですよね。実際、その前まで拓海を殺しにかかっていたわけですし。ちょっと雑な感じで不満ですね。

 

-ドラマ