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ドラマ

極悪女王の名言・印象に残るセリフなど

こんにちは。

今回は、極悪女王で名言だったり印象に残ったセリフを集めてみました。

1話の名言

「結局は好きなように生きたやつが勝ちなんだよ」

全日女子プロレス社長の松永高司が香に言った言葉です。この時香はまだ高校生。女子プロレスのオーディションを受けたいけどいろいろあって断念しようしている時でした。高司はプロレス会場で焼きそばを打っている屋台のおじさんでしたが、のちに全日女子プロレスの社長であることがわかります。

「好きに生きた方がいいよ。あの穀つぶしが悔しがるくらい好き勝手生きて楽しんだ方がいい。」

香の父親である五郎の元愛人、栗原愛子が香に言った言葉です。プロレスへの未練が立ち切れないままパン屋で勤務を始めた香はこの言葉を聞いて全女の新人オーディション会場へ駆けつけます。この「好きなように生きる」というのが1話の中で一つのキーワードになっていますね。家族のことを優先して考える心優しい香が自分の道へ進むきっかけとなる言葉です。

「うちら強なるしかなかとばい」

長与千種が一親との確執で家を飛び出してきた香に言った言葉です。この言葉は極悪女王の物語の土台となるような言葉です。

2話の名言

「スターになるようなやつはさあ、勝手にこう、光り出してくんだよ」

プロモーターの阿部四郎が営業仕事に回された香に言った言葉です。レスラーとして実力があるとか、試合運びや全女の中での振る舞いなどはどうでもいい話で、ファンがお金をバンバン使うようなスターになることが全女で成功する唯一の条件。そしてスターになるのは練習してどうこうなる話ではなく、試合の中で自ら輝き始める。香は後に千種や飛鳥がそのような道を歩んでいくのを目の当たりにすることになります。

「いろいろ言われて大変だろうけど、練習してプロレス強くなるしかないよ」

遠征先の宿で香ら新人にジャッキー佐藤が言った言葉。死に物狂いで頑張っているレスラーたちを興行のためにいいように使い、ダメならあっさり切り捨てる会社。その会社と対等に渡り合うには強くなりスターになればいい、というような内容でした。「強くなるしかない」がここでも使われていますね。

「すげーよ、あいつら本物だ」

改名デビューのライオネル飛鳥と長与千種の一戦を観たプリティアトムが、焼きそばを売っていた松永高司の元に駆け付け言った言葉。焼きそばを売っているので場内の様子がわからない高司は、会場から聞こえる大きな歓声をメインの試合に向けられたものだと勘違い。ところがその歓声は前座の飛鳥と千種に向けられたものでした。ビューティーペアに続くスターが誕生した瞬間のシーンだともいえます。

3話の名言

「真のヒールはどんな道具でも相手を流血させられなきゃダメだ」

デビル雅美が香や本庄に言った言葉。人気が出たクラッシュギャルズのライバル勢力を強化するべく、香と本庄がヒールのデビル軍団入り。まだあどけなさが残る二人を前に、デビル自らが流血してみせます。「どんな道具でも流血させられなきゃダメだ」と言ってますが、ドラマの後半では言ったデビルもビックリの大流血試合をダンプが演じます。

「凶器ってどこで買うんだ?」

「凶器ってどこで買うんだ?」(本庄)
「東急ハンズとか?」(香)
「ブッチャーのフォークとかどこで買ってんだろうな」(本庄)

ヒールになるからには凶器を用意しろと言われたものの、凶器なんて何を使えばよいのか、どこに行けば買えるのかに悩む二人の会話です。

「残酷だから面白れぇんだよ。きれいごとばっか見せても客は興奮しねぇよ」

社長の高司とプロモーターの阿部四郎の会話。

「プロレスは残酷なもんでさ。いくら実力があったところで結局はスター性のある選手が全部もっていっちまう。」という阿部四郎に対し、高司は「残酷だから面白れぇんだよ。きれいごとばっか見せても客は興奮しねぇよ」と応えます。松永三兄弟の中で一番プロレスの面白さを求めているのが高司で、ブックはやっても、面白い試合ができていればブック破りにも寛容です。

「うちは全女のプロレスば変えたかとよ。」

千種が飛鳥に語った言葉。ブックを無視したことで先輩レスラーや国松に責められるものの、千種はブックを破ったことに対する謝罪を拒否。飛鳥も千種に同調します。

4話の名言

「うちはあんたらみたいなクラッシュの太鼓持ちになりたくないんだよ」

試合中、デビル雅美にダンプ松本が言った言葉。この試合をきっかけにデビル軍団は解散、極悪同盟が誕生します。

「ダンプを暴走させてクラッシュと抗争作ってけば、あいつらの時代がきますよ。」

トヨテレビの臼井が俊国に言った言葉。圧倒的なヒールっぷりのダンプは憎まれてはいるものの数字を持っており、人気者のクラッシュギャルズとの闘いを演出すればまたかつてのように女子プロレスがブームになる、ということですね。こういう仕掛けがあってブームは作られていくんですね。

「うちは反則も含めてプロレスって思うとけど。」

千種が飛鳥に言った言葉。クラッシュギャルズという人気者の対極にダンプ松本というヒールが登場したことで女子プロレス人気に拍車がかかります。そういった状況すべてをプロレスだと許容する千種と、「あんなの反則通り越して犯罪じゃん」と納得がいかない飛鳥。プロレスに対する認識の違いが二人の確執を生んでいきます。

「フォークで人を刺すのは良くてタバコは禁止?ダサ。」

ダンプ(香)の妹、松本広美がダンプに言った言葉。姉の香がダンプ松本になったことで、松本家には嫌がらせが相次ぎ、大変な迷惑がかかります。普通の女の子だった広美も完全にヤンキールックに激変し、全女に香を訪ねて食って掛かります。

「自分は好き勝手生きて、家族はどうにでもなれってか?それじゃ五郎がやってたことと同じじゃねえか」

これも広美がダンプに言った言葉。引っ越し資金を出すから引っ越したらどうかと提案するダンプに対し、「簡単に言うんじゃねぇよ」と詰め寄ります。

「うちは歌もドラマもプロレスも、全部がクラッシュギャルズの仕事って思うけど。」

千種が飛鳥に言った言葉。プロレスラーを格闘家としてとらえている飛鳥は、歌を歌ったりテレビに出たりしていては練習もできず本末転倒だと会社に訴えます。しかし千種は芸能活動とプロレスを分けて考えるべきではないと飛鳥に主張。二人の意見はかみ合いません。

「こんだけ嫌われりゃ本望だ。」

カミソリ入りの手紙を誤って開けて指先を切ったダンプがつぶやいた言葉。

「極悪同盟は世の中の罵詈雑言を食って生きていくんだよ」

カミソリで手を切ったダンプが、大量に届くクレームの手紙を張り出すよう指示した時に言った言葉。ヒールは嫌われてナンボだという精神が良くわかる言葉です。

「ベビーもヒールも会社が作ったギミックだろ!」

本庄がダンプの元を去る際に言った言葉。リング上だけではなく私生活でもヒールとベビーフェイスの接触を制限しようとしたダンプに対し、「私生活も本気で憎み和えって?頭おかしいんじゃねぇの?」と捨て台詞を吐いて出ていきます。

「うちらみたいなヤツらが生き残る道はな、これしかないんだよ!」

ダンプ松本が中野恵子に言った言葉。本庄が去った直後、ダンプは中野の髪の毛を剃ってヒールに仕立て、ブル中野が誕生します。

「実力でトップ取れんならアマチュアと一緒だ。木戸銭もらってる以上、実力以上の魅力がねえとプロのトップは務まらねぇ。」

松永俊国が千種に言った言葉。木戸銭とは見物料のことです。強いだけじゃだめだってことですね。

 

5話の名言

「わかんねぇもんだな。芽が出ないって営業までやってた子がこの大箱沸かすんだから。」

千種との髪切りデスマッチで暴れまわるダンプを見て、阿部四郎がつぶやいた言葉。かつてパッとしなかった香が、ダンプ松本として日本中を沸かせる姿は、まさに時代の移り変わりを感じさせます。

「打ち切りになるくらい日本中を興奮させたんだからな」

松永高司がダンプ松本に言った言葉。千種を勝たせるはずだった髪切りデスマッチでブック破りをしたためにダンプのファイトマネーは大幅に減額。全女のプロレス中継も打ち切りとなったものの、高司は面白い試合ををしたと評価します。

「プロレスは1人じゃできないんだよ」

髪切りデスマッチに負けてふさぎ込んでいる千種と言い合いになり、その中で飛鳥が言った言葉。

「あんたが本当はどういう子か、お母ちゃんちゃーんと知ってるから」

里子がダンプに言った言葉。元の香は優しい子であり、そのことを一番わかっているからこそ、ダンプ松本としての振る舞いを怒ったりはしないという意味ですね。

「もう少し、駆け巡ってみるよ」

ジャッキー佐藤がマキ上田に言った言葉。ジャッキー佐藤が現役復帰を上田に伝えた際、「ジャッキー佐藤は青春真っただ中か」とつぶやく上田に返した言葉です。これってビューティペアの代表曲「かけめぐる青春」をもじってますよね。

「ジャッキーさんは切ったくせに。会社に必要なくなればシリーズ途中だって簡単に切る。なんでうちの意思は認めてくれないんだよ!」

ダンプが高司に言った言葉。会社に何の相談もなく引退発表したダンプに対し「予定もあるから急には辞めれない」と諭す高司たちにダンプの不満が爆発します。

「お前が最後にやりたかったプロレスはこれかよ」

ダンプの引退試合終了直後に飛鳥がダンプにマイクパフォーマンスで言った言葉。引退試合くらいまともなプロレスをするのかと思いきや、ダンプはいつも通り凶器攻撃を繰り返し、試合は無効試合になります。その際に飛鳥がこう呼びかけたことでダンプが応じ、長与千種とダンプ松本が組んで延長戦を戦うことになります。

「長与来い!お前とは敵だけじゃ終われないんだ。うちと組んでもいっかいやるぞ」

飛鳥の呼びかけに応じ、ダンプがマイクパフォーマンスで千種に言った言葉。親友で始まったプロレス人生、最後はまた元のさやに納まって、、、ということですね。千種はこのダンプの呼びかけに対し、「ダンプ、一度だけ組んでやるよお前と」と応じます。

「ダンプ松本は終わりだ。松本香で戦う。」

延長戦開始直前、ダンプが千種に言った言葉。最後を締めくくるにふさわしい言葉ですね。

原作ではないですが関連本があります。
全女時代のダンプ松本さんの心の葛藤や、友情、裏話などが書かれた一冊です。父親への思いや話題のお母さんの日記なども掲載されています。

ダンプ松本『ザ・ヒール』: 極悪と呼ばれて
平塚 雅人(著)

単行本1540円
kindle版1386円

 
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