これ全部、あるドラマの主人公の「モテない」エピソードです。
〇学生のとき、ラブレターを書いたら翌日黒板に貼りだされてた
〇気になる人に何回か連絡を取ったら「しつこいから警察に電話する」と言われた
〇結婚式直前に花嫁に逃げられた
この主人公、モテないだけではありません。運もない。
〇中学時代、体調不良で体育を休んで教室に待機した日に給食袋(集金袋)がなくなって疑われた。
〇学校で飼っていたウサギを人一倍可愛がってたのに、当番の日にうさぎが死んでいて黒板にウサギ殺しの犯人と書かれた。しかもそのあと学級裁判。
そして、この主人公、ドラマが始まった時点で、なんと99回もお見合いを失敗している設定です。
×モテないにもほどがある
×運がないにもほどがある
・・・とここまで書いたらわかる人はわかると思いますが、おすすめのドラマは「101回目のプロポーズ」です。
女の子にモテない、切ない、悔しい、しんどい・・・
などと思っている男性には少なからず勇気を与えてくれるドラマです。
少なくとも私はそうでした。
モテない男"星野達郎"
この「101回目のプロポーズ」の主人公は星野達郎といいます。役者さんは武田鉄矢さん。
星野達郎は生まれてこのかた女の子にモテたことがないんですね。
ドラマの第1話にも、99回目のお見合いを断られるシーンが入っています。
「お見合い写真見たときから乗り気じゃなかった」
子供のころからモテたことなどなく、どちらかというと疎んじられるような経験をしてきたせいで、性格もひがみっぽくネガティブ。
「何か期待するとその倍くらいがっかりさせられるんだ」
とドラマの中で達郎自身が語っている通り、「どうせ、、、」とすぐあきらめモードになってしまう悪いクセがあります。
年齢も42歳。ルックスも・・・。
つまり、結婚ということにおいては、どんどん詰んでいってる状態です。
モテない達郎が人生最高の美女と出会う第1話はこんな感じ
そんな達郎が100回目のお見合いにチャレンジ。
お相手は矢吹薫(浅野温子)。
すらっとしたプロポーションにロングヘア、「お見合い相手をびっくるさせるんだ」と妹の千恵とともにめかしこんできた薫は美人オーラがバンバンに漂っています。
あまりにも美女すぎて、達郎も
「なんであんな美人が俺とお見合いを???」
「もしかしたら去勢したオカマ!?」
などと疑ってしまうくらいありえない出会いでした。
一方、薫の方はお見合いそのものに興味があったわけではなく、親が強引に勧めてきたので仕方なく、、、といった感じ。
なので、達郎のことは全く眼中にありません。そもそもお見合い写真すら見てませんでした。
お見合いが終わったら早々に体よく断ろうと思った薫。
そんな薫の気持ちを察して「どうせ」とネガティブモード全開の達郎。
別れ際になって、薫さん、プッツンしてしまいます
「大の男が何情けないことブツブツ言ってるの!?」
「女たちに見る目がないってどうして思わないの?」
「あなたと私が釣り合わない?誰が決めたの?」
「お似合いかもしれないじゃない!」
「世の中に無理な女なんていやしないの!」
最初はまるで母親に怒られているようなしょぼくれっぷりを見せていた達郎の目にみるみる生気が宿ります。
脈アリかと勘違いするもやはりモテない達郎
実は脈ありなんじゃないかと勘違いする達郎。
いらぬことを言ってしまったと後悔する薫。
返事は後日ということでその場は別れますが、数日後、達郎はやはり薫に断られてしまいます。
「いよいよ俺もついに!」とすっかりその気になっていた達郎は落ち込みますが仕方ありません。
"断られたら潔く"がお見合いのルールなので、あっさり薫をあきらめようとします。
しかし、
薫の妹、千恵(田中律子)が、達郎に入れ知恵をします。
「たった一言でお姉ちゃんの気を惹けるかも。」
千恵から必殺の言葉を教えてもらった達郎は、薫の元にかけつけ、その言葉を投げかけます。
断ったにも関わらず付きまとわれて迷惑顔の薫の表情が一変・・・
モテない達郎、なぜ最後にモテた?
101回目のプロポーズは、真面目ではあるけど、悲惨なほどモテない達郎が、薫と出会ったことで何度も何度も勇気を振り絞ってアタックをし続けるドラマです。
アタックしては冷たくあしらわれ、たまにいい感触を得て有頂天になったかと思ったらその直後にバシッと叩き落され凹む。
そんなことの繰り返しです。
しかし、ただフラれ続けているわけではなく、いつもいつも実直に誠実に薫に向き合い、それがやがては薫の"亡き婚約者へのかたくなな想い"にくさびを打ち込むことにつながっていきます。
モテなくて切ない思いをしている人、あるいは何か理由があって気持ちがしんどいというような場合には、達郎の踏んづけられても踏んづけられても這い上がろうとする姿は勇気をもらえると思います。
「かっこ悪いの通りこして、めちゃくちゃかっこいいぞ。誰もマネできねぇよな!」(達郎の弟純平/江口洋介)
まさにこの一言がこのドラマの達郎を言い表しています。
101回目のプロポーズはフジテレビオンデマンドで視聴可能です。
初めての人は2週間無料です。