ザ・エージェント基礎情報
1996年アメリカ制作
監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
動画配信:U-NEXT
主な登場人物とキャスト
ジェリーマグワイア(トム・クルーズ)
この物語の主人公です。お金が最優先のスポーツエージェント稼業でバリバリ働いていたものの、嫌気がさして改革しようとしたところから物語は始まります。
ドロシー・ボイド:レニー・ゼルウィガー
ヒロインです。シングルマザー。目先のお金よりも理想を重視するタイプ。
レイ・ボイド:ジョナサン・リプニッキ
ドロシーの一人息子。年齢はまだ3~4歳くらいですが非常に良い表情をしてこの映画の魅力の一つになってます。
ロッド・ティドウェル:キューバ・グッディング・Jr
ジェリーのクライアントにして後半では親友になっていきます。
マーシー・ティドウェル:レジーナ・キング
ロッドの妻。
ボブ・シュガー:ジェイ・モーア
ジェリーがかつて勤めていたSMI社の社員。
ザ・エージェントのあらすじ
ジェリーマクガイアは国際スポーツマネジメント(SMI)で働くスポーツエージェント。
スポーツ業界の裏方で、NFLの選手など72人のスポーツ選手を担当している。
選手のマネジメント全般を取り仕切っており、チーム相手に選手の給料の交渉をしたり、マスコミ相手に不祥事の対応をしたりと職務の範囲は幅広い。
頼りにされる反面、無理を通し選手やその家族から反感を買うことも。
「阿漕な商売とは気づいていた」(ジェリーマクガイア)
「選手の態度は悪くなるばかり」(ジェリーマクガイア)
「死んじまえ」(ホッケー選手の息子がジェリーに対して)
このままでよいのか自問自答を繰り返すマクガイア。
お前は最低だ(ジェリーマクガイア)
汚い仕事が嫌になった(ジェリーマクガイア)
そんなある日、彼は自身の問いへの答えをまとめた提案書を会社に提出。
"クライアントを減らすこと"
"金額は安く親身な配慮"
"自分とゲームを大切にする"
"お金にしがみつかない"
お金優先、儲け優先ではなく、もっと情の通う仕事をとまとめた提案だったが、この提案がもとで会社を首になる。
一方的に仕事を奪われたジェリーは即座に独立を決意、それまで付き合いのあった選手たちの引き抜きを試みる。
しかし、SMIのブランド力は大きく、同僚だったボブシュガーと争奪戦を繰り広げるも惨敗。頼みのNFL大型新人クッシュも土壇場でボブシュガーに契約を奪われてしまう。
このことがきっかけで恋人エブリーとも破局。
「私は感情のもろさを持たない女」(エブリー)
「大失敗をした恋人を慰めたりしない。」(エブリー)
「私を傷つける?私は強いのよ。負け犬!」(エブリー)
最終的に会社を去るジェリーとの契約に応じたのはNFLアリゾナカーディナルスのロッドだけだった。
失意のジェリーは気持ちを奮い立たせて自分についてきてくれたドロシーに再起を誓う。
僕は必ず生き残る。サバイバルに強い。(ジェリー)
たった1人のクライアント、ロッドのためにアリゾナカーディナルスとの再契約交渉に臨むジェリー。
しかし、チームの責任者デニスは良い顔をしない。
「あいつは身体は小さいのに態度はでかい。」
「今度は君が苦い汁を飲む番だ。」
ジェリーはロッドに契約更新のために態度を改めるように進言するが、我が道を行くロッドは取り合わない。
「機嫌取りなんかしない!」(ロッド)
「仕事をしろ!」(ロッド)
チームとロッドの板挟みで息詰まるジェリーはドロシーに安らぎを求めるようになり、やがて二人は結婚。
しかし、このままハッピーエンドで終わるはずもなく、家庭優先のドロシーと仕事優先のジェリーの関係、年棒1000万ドルを切望するロッドの契約の行方、を軸に物語は進展していきます。
ま、お約束のハッピーエンドなんですけど。
ザ・エージェントの名言・名シーン
ジェリーマクガイアの名言・名シーン
「健康保険と家賃の解決を、、、結婚したら解決する。僕と結婚を?」
経営状態が芳しくないジェリーの重荷にならないようにと別天地へ行こうとするドロシーにジェリーがプロポーズ。
「君が好きだ。君が僕を完全にする。」
別居状態、すれ違いの関係を元に戻したいジェリーがドロシーに言った言葉。
ディッキ―フォックスの名言・名シーン
「この仕事の原点は選手との人間関係だ」
「パンチを食らっても明日がある」
「愛がなければ売り込みは成功しない」
「ここ(ハート)が空っぽならココ(頭)は無価値」
ディッキ―フォックスは物語の登場人物ではありませんが、スポーツエージェントの偉人としてスポット的に登場してきます。
ロッドの名言・名シーン
「俺達は同じ船に乗ってるんだ。二人で乗り切るしかない。」
ロッドは物語のはじめではハチャメチャな言動と行動でおちゃらけキャラですが、後半になるとジェリーの親友としてどっしりとした存在感を示してきます。
ドロシーの名言・名シーン
「仕事は必要よ。でもそれ以上に理想を大事にしたいの。」
「あなたの信念を大切にね」
「あなたに結婚は無理よ」
ドロシーはかつて同じ会社(SMI)のエリートでバリバリ働いていたジェリーへのあこがれが根底にあります。そのジェリーへのあこがれが恋に変わり、結婚までいったものの、二人の価値観に大きな隔たりがあることがすぐに露呈してしまう、、、よくある話ですね。
エレベーターで居合わせたカップルの名言
「君が僕を完全にする」(手話)