「知らなくていいコト」は日本テレビ系列で水曜22時から放送されているドラマです。
1話で登場する主なキャスト
真壁ケイト（吉高由里子）
桃源出版「週刊イースト」編集部の記者。
真壁杏南（秋吉久美子）
ケイトの母親。独身。1話でくも膜下出血により他界。
岩谷進（佐々木蔵之介）
週刊イースト編集長。
黒川正彦（山内圭哉）
週刊イーストデスク。ケイトの直属の上司。
野中春樹（重岡大毅）
ケイトの恋人。ケイトにプロポーズするが。。。
尾高由一郎（柄本佑）
カメラマン。ケイトの元カレで、尾高が撮ったケイトの母杏南の写真が遺影となった。
多賀笑子（倍賞美津子）
茶道教室を営む高齢女性。詐欺にあって2500万円取られているが詐欺だと認めようとしない。ケイトの取材対象。
ネタバレあらすじ
主人公は吉高由里子さん演じる真壁ケイト、仕事は"週刊イースト"の記者です。
物怖じしない猪突猛進タイプで、スクープを取るためには変幻自在に立ち回れる、いわゆる”できる人”。編集部内でも一目置かれています。
ケイトには一緒に暮らす母親がいます。名前は真壁杏南。
映画などの翻訳を手掛け、ハリウッドスター来日時の通訳などもこなす売れっ子翻訳家です。
しかしこの杏南さん、物語が始まって早々にくも膜下出血で倒れて他界してしまいます。
一人娘のケイトは葬儀の手配から遺品整理などをしていくうちに母親の指輪を見つけます。
指輪には"T to A 1985"という刻印が。。。
Aは杏南、でもTは誰？
行動力のあるケイトは、この指輪を買った宝石店にわざわざ出向いて購入者は誰かを聞きだします。
店が教えてくれた購入者名は乃十阿徹。イニシャルは確かにTですね。
なんだか聞き覚えのある名前だなと思ったケイトは名前をネットで検索。
そこに出てきたのは無差別殺人事件の犯人という衝撃の事実なのでした。
「私は殺人犯の子供なの？」
大ショックを受けるケイト。
結婚しようとプロポーズしてくれた恋人の春樹は
「誰の子でも関係ない」
とかっこいいことを言ってくれますが、翌日になって・・・という展開です。
1話はこのケイトの出生の話とは別に完結するストーリーも描かれています。
振り込め詐欺について情報を集めていたケイトは振り込め詐欺の被害者の情報を入手します。
被害者の息子に会ってみると、詐欺被害の窮状を訴えてきます。
- 被害にあってるのは茶道教室を経営している母親、多賀笑子
- ネットで知り合ったアメリカ人医師チャールズなる人物とメッセージをやり取りしている
- チャールズはシリアの難民キャンプで活動していると言っている
- 今までになんだかんだで2500万円も振り込んでいる
- 詐欺だと何回言っても笑子は聞く耳を持たない
ケイトは茶道教室に入門し、取材を試みたところ、笑子がチャールズにお金を振り込もうとする現場に遭遇。
週刊誌の記者であることを明かして説得しますが、笑子は逆に
「人のプライベートに土足で踏み込んでお金儲けをしている最低な人たち」
と激怒。破門されてしまいます。
一旦引き下がったケイトですが、春樹にプロポーズされたことがきっかけで笑子への見方に変化が生じ、再び笑子に取材を試みます。
シーン展開とセリフ
ケイト自宅
「青い顔して、、、張り込み？」（杏南）
「スクープとった！」（ケイト）
「お風呂入って会議行かなきゃ・・・いそがしっ」（ケイト）
メモ
ドラマ冒頭シーン。ケイトも母杏南も多忙な様子が伝わる。
週刊イースト編集部
「この国のトップは平然と嘘をつきますけど嘘を言ったモン勝ちの世の中は絶対におかしいです」（ケイト）
メモ
週刊誌の記者であるケイトの正義感が垣間見えるセリフ。
病院
「ケイトのお父さんはキアヌリーブス・・・」（杏南）
メモ
ケイトの母、真壁杏南はくも膜下出血で他界。病院に駆け付けたケイトに謎の言葉を残す。何かの伏線と思いきや。。。
葬儀場
「遺影準備すると3年以内の死亡率が高くなるって知ってる？」（ケイト）
メモ
葬儀場で母杏南の遺影を眺めながらその写真を撮った時のことをケイトが回想。回想シーンの中でケイトが言った言葉。きしくもその通りとなってしまう。
「尾高さんとケイさんが前に付き合ってたこと知らない人いない」（春樹）
メモ
ケイトとともに尾高の撮った写真（遺影）を眺めながら春樹が言った言葉。
メモ
尾高とケイトは昔の恋人同士で今も周囲が不思議がるほど仲が良い。
自宅
「Dear Anna Such a amazing time I want to meet you again」
メモ
母の部屋でケイトが見つけた、キアヌリーブスからと思しき手紙。どう考えても伏線の展開。
編集部
「お葬式のはかなげな感じ、もうゼロですね」（編集部員佐藤）
「速攻復帰でデスク編集長会議に突入する掟破り再開か・・・」（編集部員小野寺）
メモ
忌引き休暇中にも関わらず出社してきて上司たちの会議に割り込んでいくケイトを見て編集部員が言った言葉。直属の上司である黒川デスクも手を焼いている。
編集会議
「忌引き、もう飽きたんで、ずっと追ってた詐欺の取材詰めてたらいい情報入ったんで・・・」（ケイト）
メモ
編集会議に割り込んでいってケイトが取材報告。
「もうちょっときちっとケイト仕切ってくださいよ。」（倉橋デスク）
「そうかて手に負えんねんもん・・・」（黒川デスク）
メモ
編集会議に割り込まれたデスク同士の会話。ケイトは上司も手を焼く猪突猛進タイプ。
「70歳のおかあさんがネット上の架空の人物に恋をして、お金を2500万も貢いでるっていう息子さんと会ったんです。おかあさんの恋人はシリアの難民キャンプにいるアメリカ人医師、、、って言ってるけど写真も内容も全部ウソです。」（ケイト）
「いくら僕が母に騙されてるって言っても聞かないんです。あたしとチャールズは愛し合ってるって・・・。」（被害者の息子）
「お茶の先生なんで、入門してきます！」（ケイト）
メモ
詐欺事件の経緯を編集長に説明し、取材のため、被害者の茶道教室に入門すると宣言。
茶道指南多賀（詐欺被害者笑子の茶道教室）
「先日母を亡くしまして、なんだか欠落感が大きく、静かな時間を過ごすことで心を立て直したいと思っております。」（ケイト）
メモ
ケイト、取材目的で被害者の茶道教室に入門。
「正座は慣れですから、、、。慣れれば一日中してても平気になりますわよ。」（笑子）
メモ
しびれを切らしたケイトに茶道の先生が言った言葉。
編集部
「ママの死に方ってさっぱりしてて幸せだったのかなって思うんだ。」（ケイト）
「みんなが望む究極のピンピンコロリ。」（ケイト）
メモ
元彼尾高との会話。尾高とは職場が同じ。周囲が不思議がるほど仲良し。
茶道指南多賀（茶道教室）
「キャンプが爆撃され、足が重傷を負いました。」
「治療にお金が必要です。」
「私はあなたを愛してます。助けてください。」
「すぐに100万円必要です。」
メモ
詐欺師であろうチャールズから笑子に届いた新たなメッセージ。
「これはいわゆる振り込め詐欺の一種なんじゃないんですか？」（ケイト）
メモ
チャールズの写真を画像検索し、茶道の先生（笑子）に事実を伝えるケイト。
「人のプライベートに土足で踏み込んで、人の秘密を暴いて、それでお金儲けをしている週刊イーストなの？」（笑子）
「人として最低です！」（笑子）
「破門です！」（笑子）
メモ
ケイトが週刊イーストの記者だと知って先生激怒。ケイトは破門されてしまう。
ケイト自宅
「ママの卒論？スタインベック・・・。読んだことないな。」（ケイト）
「ケイトってエデンの東の登場人物なんだ・・・そんな話聞いたことなかったけどな。」（ケイト）
メモ
母杏南の部屋で見つけた杏南の卒論を読むケイト。
「TtoA1985。A・・・杏南、キアヌ・・・K・・・T？」（ケイト）
メモ
ケイトは卒論の間に指輪を発見。指輪にはT to A 1985の文字が刻まれているが、Tが誰なのかわからないケイト。キアヌではないらしい。
宝石店
「指輪のご注文主は、乃十阿徹（のとあとおる）様でございます。」（店員）
メモ
ケイトは指輪を買ったのが誰なのか、宝石店で聞き出すことに成功。
茶道指南多賀の門前
「ママに指輪を贈った人、乃十阿徹、、、私は、殺人犯の子供なの・・・？」（ケイト）
メモ
再取材のため笑子の帰りを茶道教室前で待つ際に"乃十阿徹"のことを検索して殺人犯だと知ったケイト。スタインベック研究の第一人者との情報も。
ケイト自宅
「私、キアヌリーブスの子供じゃなくて、殺人犯の子供なの」（ケイト）
メモ
自分が知ったことを春樹に伝えるケイト。
「春くんは私が殺人犯の子供でも結婚できる？」（ケイト）
「できるよ。ケイさんが誰の子でも関係ない。」（春樹）
「これからは僕がケイさん守ってくから。」（春樹）
「僕はケイさんが誰の子でも愛してる。」（春樹）
メモ
落ち込むケイトと励ます春樹の会話。
（翌朝）
「昨日どん底、今日頂点！」（ケイト）
メモ
春樹の言葉で元気を取り戻したケイト。
茶道指南多賀（茶道教室）
「先生と恋の話がしたいです。それでもう一度伺いました。」（ケイト）
メモ
茶道教室の取材に再チャレンジするケイト。思うところがあるのか、笑子はケイトを迎え入れる。
「先生は、”I Love You”をお金でお買いになったんですね。愛してるという言葉は人をどん底から頂点に引っ張り上げてくれますから。昨日私も、愛の言葉で救われました。」（ケイト）
「愛はお金じゃないってよくいいますけど、どこかで売っていたら私も買っちゃうと思うんです。」（ケイト）
「先生が稼いだお金ですもの。息子さんが文句を言うのは筋違いです。」（ケイト）
「全部使い果たして愛を買う。それも素敵な人生だと思いました。」（ケイト）
「嘘と知って愛を買うなら、それもまた人生ですが、ウソと知らずに買う人は救わなければなりません。」（ケイト）
「先生のそのラブストーリー、週刊イーストで記事にさせていただけないでしょうか？」（ケイト）
メモ
笑子への共感を示すことで笑子の心をほぐすことに成功するケイト。記事にする許可をもらう。
編集部
「そこらへんの胸キュン映画よりよっぽど泣けるなぁ・・・」（岩谷）
メモ
ケイトの記事を見た編集長の岩谷の感想。
「私がキアヌリーブスの子じゃなくて乃十阿徹の子だって尾高さん知ってたでしょ。」（ケイト）
「尾高さんはずっと私に何か隠してる。」（ケイト）
メモ
何か知ってるっぽい尾高に事の真相を聞こうとするケイトだが尾高はシラを切る。
ケイト自宅
「やっぱり結婚は無理かなって思うんだ」（春樹）
「子供とかできたときのこと考えると、その遺伝子どうすんだって思っちゃう。」（春樹）
「ごめんなさい。結婚の話はなかったことにしてください。」（春樹）
メモ
突然プロ―ポーズを取り消す春樹。呆然とするケイト。
まとめ
1話は母親の死、父親の正体と、主人公ケイトを取り巻く環境が激変していく様子が描かれていましたね。
でも疑問も少々。
ケイトは大きくなるまで父親のことを何も聞かなかったんでしょうか？杏南が死の間際に「あなたの父親はキアヌリーブス」なんて言うくらいだから、父親に関して何の情報も知らせてなかったのかな、でもそんなことありえないでしょって少々疑問に思いました。
あと、ケイトは母と二人暮らしだったにもかかわらず、杏南の死後も結構サバサバしてるんですよね。
母親との思い出を引っ張りだしてきて悲しみに暮れるようなシーンがない。
まぁ、その辺はそういう性格かなと思うのですが、だとしたら、今まで一度も会ったことのない、自分の人生とは全く接点がない父親が殺人犯だったとしても、そんなに気に病む性格ではないでしょって思わないでもないです。
それにしてもキアヌリーブス、ホントにストーリーに何の関係もないんでしょうか？わざわざ名前を出してくる以上は何かの伏線かといまだに勘繰ってしまいます。