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映画

ワンチャンス~あらすじ・名言・名シーン

こんにちは。kuraです。

映画「ワンチャンス」を見ました。

感想をまとめてみます。

 

 

ワンチャンスは実話ベース

この映画は実話ベースの映画です。

見るからに自身のなさげな冴えない男性がタレントオーディションに出場。

「こいつ、大したことねぇな」

っていう雰囲気が会場に漂う中、筋金入りのオペラを歌って会場を感動の渦に巻き込む、とまぁそんな感じの話です。

この模様は当時とても話題になって、日本のテレビでもアンビリバボーで取り上げてました。私もアンビリバボーを見て知ったクチですが、それはそれは感動したものです。

以来、時々、youtubeで見て感動に浸ってます。

 

ワンチャンスのあらすじ~登場人物・キャスト

ポール・ポッツ(演:ジェームズ・コーデン)

歌、特にオペラが大好きで、オペラ歌手になりたい青年。内気な性格で子供の頃はいじめられっ子だった。仕事は携帯電話ショップ店員。

ジェームズコーデンはイギリスの有名人。俳優で、コメディアンで司会者で、彼が司会を務める米CBSの深夜番組「The Late Late Show with James Corden」にはマドンナ、マライアキャリー、ジャスティンビーバー、レッチリ、ジュリアロバーツなど、世界的な有名人が何人も出演している。

 

ジュルズ(演:アレクサンドラ・ローチ)

ネットで知り合い、ポールの恋人となり、妻となる。いつも明るくポールを励まし、心の支えとなっている。

アレクサンドラ・ローチはワンチャンスの他に、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で若き日のサッチャー役も務めている。

 

イヴォンヌ・ポッツ(演:ジュリー・ウォルターズ)

ポールの母。オペラ好きでポールの才能を信じている。

ジュリー・ウォルターズは映画のハリーポッターシリーズに出演。

 

ローランド・ポッツ(円:コルム・ミーニイ)

ポールの父。若い頃はラグビーでそれなりに活躍。オペラ嫌いでポールともたびたび衝突。

コルム・ミーニイはスタートレックやダイハード2などに出演。

 

ブラドン(演:マッケンジー・クルック)

ポールが働く携帯電話ショップの店長にしてポールの親友。ポールとジュルズの最初のデートをおぜん立て。

 

ハイドレインジャ(演:ジェミマ・ルーパー)

ブラドンの恋人。少しぶっ飛んだ女性だがあるシーンでポールのピンチを救う。

 

アレッサンドラ(演:ヴァレリア・ビレロ)

ポールがヴェネツィア留学した際に、学校でペアを組んだ女性。

 

「ワンチャンス」のあらすじ~ストーリー展開

いじめられっ子ポールポッツ

物語の舞台はイギリスウェールズ地方のポートタルポット。製鉄が有名な工業都市です。

主人公の名前はポールポッツ、通称ポッツィ。

ポールは子供の頃からぽっちゃりとした体型で、見るからに優しそうな風貌ではあるんですが、気が弱すぎるのか、同級生のマシューを中心としたいじめっこグループによく追いかけまわされてました。

いや、子供の頃といいましたが大人になってからも"いじめっ子"のマシューはポールに辛く当たっており、ポールもマシューもお互いのことを友達だとは思っていません。

 

ポールポッツに彼女ができる

なんとそんなポールにも彼女ができます。

お相手はネットで知り合ったジュルズ。↓

お互いをキャメロン(ディアス)とブラッド(ピット)と呼び合い、ネット上で親交を温めてきた二人は、ポールが務める携帯ショップの店長ブランドルの計らいで初デート。

ポールと同じようなぽっちゃり体型で、いつもニコニコしてて、機転が効く女性です。

2人はたちまち打ち解けて、ポールの両親とも仲良くなります。

ジュルズはこの映画の中でもかなり重要な役割を担ってます。

とにかく明るくて会話も上手。時折ボケをかます会話術は見ているこっちも引き込まれます。

 

地元のオーディションに出場して賞金獲得

オペラ歌手になることが夢のポールは本格的にオペラを学べるイタリアの音楽学校のサマースクールへ参加したいと思っていましたが、先立つお金がありません。

そんな折、地元でオーディションイベントが開催されることがわかり、賞金目当てで参加します。

結果は見事優勝。

イタリアの音楽学校への短期留学を果たします。

 

あこがれのパヴァロッティの前で歌うも酷評される

ポールがこの音楽学校にあこがれた理由はオペラ界の巨匠、パヴァロッティのレッスンを受けるチャンスがあるから。

入学早々にポールはパヴァロッティの前で歌を披露するチャンスに恵まれますが、実力を発揮できずにパヴァロッティからも酷評されてしまい、自信をなくしてしまいます。

失意の日々

パバロッティに酷評され、失意のうちにイギリスに帰国したポール。

恋人のジュルズにも連絡を取れず時間ばかりが経過し、気持ちを奮い立たせて連絡した時にはジュルズが怒ってしまっています。

これはまずいとジュルズが働くショップまで出向いたポールはジュルズに冷たくあしらわれつつも根気強く説得、最後はショップ前の通りでジュルズのために歌を歌って気持ちを伝えます。これがジュルズの心に響いて彼女と仲直り、結婚します。

不運続きの結婚生活

念願のジュルズとの結婚を果たしたポールですが不運が彼を見舞います。

地元の恩師主催のオペラ舞台に出場するも盲腸で入院。

やっと退院したと思ったらすぐに交通事故で再び入院。

ふさぎこむ彼が偶然見つけたのが人気番組の『ブリテンズ・ゴッド・タレント』のオーディション出場者募集の広告でした。

これしかないと『ブリテンズ・ゴッド・タレント』に出場

広告を見たポールはこれしかないと出場を決意。ジュルズも後押し、大舞台に立ちます。

大勢の観客の前で自信なさげにふるまうポール。

審査員も観客も「大丈夫かな?」といった表情で見つめますが、実際にポールが歌を歌いだした瞬間・・・!

 

感想

この映画にはいくつかの要素が描かれています。

一つは歌。

気が弱くていじめられっ子というと、「僕には何のとりえもない」みたいなセリフが出てきそうですが、彼には歌がありました。

それもオペラ。

子供のころ、"誰も寝てはならぬ"を聞いてすっかりオペラにはまった彼は、歌を聞いては歌い、歌っては聞きを繰り返して大きくなりました。教会の聖歌隊でもひときわ目立つ存在です。

歌は彼の心のよりどころだったに違いなく、母親もそんなポールを天性のオペラ歌手だと持ち上げます。

 

もう一つの要素は父親との確執。

母親はポールの歌を持ち上げますが、父親は疎んじます。

というのも、この父親は若いころにラグビーに没頭し、それなりに活躍した男くさい人間。彼から見たら、歌ばかり歌っているポールはどこか頼りなく、ポールを見てはイライラしています。

しかし、相手が父親だとポールも慣れたもので、父親が嫌な顔をしようが気にせず歌に没頭します。

別の見方をすれば、ポールにとっては歌こそが現実社会のつらさからの逃げ場所だったといえるのかもしれません。いじめっ子や父親からつらく当たられても歌を聞けば、歌を歌えば、自分自身の世界に没頭できる。まさに才能があるといえるでしょう。

もし、彼に歌の才能がなかったらただおろおろするだけの少年だったかもしれません。

この父親との確執がどうなっていくのか、これもそれなりに見どころになってます。

 

もう一つは彼女のジュルズ。

ジュルズはこの映画のもう一人の主役ではないかというくらいに存在感のある存在です。

日本でこの手の映画を作るとなると美人の人気女優がキャスティングされたりしますが、ジュルズは美人女優という感じではありません。

が、内面の輝きがにじみ出ているチャーミングな女性で、映画の中でも、真面目な会話の中ですっとボケをかまして周りを和やかな気持ちにさせたりします。

 

『ワンチャンス』のまとめ

以上、映画の「ワンチャンス」をご紹介しました。

この映画のクライマックスである『ブリテンズ・ゴッド・タレント』の出場シーンは、一部、実際の映像が使われています。

審査員とのやりとり、ポールが歌いだしてからの審査員や観客の表情の変化など。

人生の大逆転劇を見たい人には特におすすめな映画です。

 

 

 

 

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